脳性麻痺改善の流れ
脳性麻痺になってしまった状況を細かく見ながら、改善の道筋を考えてみました。
(脳)脳に虚血のイベントが発生したことで白質化、ダメージができる
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(脳)白質部分にアロマターゼ・エストラジオールが集まり、神経保護作用が働く。その時シアル酸も集まってくる
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(脳)多すぎるシアル酸を溶かす為にシアリダーゼが分泌されすぎてしまう
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(脳)シアリダーゼの活性が高いとシアル酸の脱離が正常なタイミングで行われない為、シナプスの伸長が阻害される⇒発達遅滞
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(脳)神経発火は盛んに行われるのにシアル酸の脱離が起きないと頭痛やてんかん様発作が起きる
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(脳)シアル酸は脳細胞を固定させるのりのような役割をするため、適正に脳内で利用されていない場合は髄消化が進まない
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海馬や視床下部・脳下垂体の発達が遅れ、知的な発達や内分泌系に影響が出る
これに関しては次のやり方で対応しました。
同時に内臓では…
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(消化器系)シアリダーゼの活性が高いと口腔内などでもシアル酸の脱落が起こり、消化器系のムチンが剥がれてしまう
足りない部分はシアル酸サプリメントを補充しました。
さらにレクチン含有食品を経口摂取することにより、
(消化器系)粘膜のムコ多糖類とレクチンが結合し炎症、潰瘍を引き起こす
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(消化器系)粘膜が剥がれ落ちる為酷い下痢になる
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小腸の二糖類分解酵素が下痢によって剥がれ落ちる
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二糖類不耐症へ
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単糖類以外を摂取できない為、高浸透圧性の下痢になり悪循環が続く
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一般的な食事では単糖類ばかりを摂取できない
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栄養失調や低血糖になる
特に夜間の低血糖によりコルチゾール分泌が過剰に、クッシング症候群に近い症状が出て副腎疲労になりテストステロン生産もうまくいかなくなる。これにより夜間の不眠・歯ぎしり・反り返り・夜間頻尿などの症状が出る。
筋肉に関しては、
(核内受容体)レクチンは生体異物なのでCYP3A4が排出のために結合する
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CYPが枯渇した状態だとリソソーム内のプレグナンX受容体が活性化
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コルチゾールが大量に分泌され、同時にテストステロンの分泌が減る
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筋力低下
(副腎)→消化器系に炎症が起きることでコルチゾールは増加
これによってテストステロンの分泌が減る⇒筋力低下
また、シアリダーゼはエラスチン生産を進める物質なのである程度は必要ですがバランスが悪いと正常に機能しません。
(関節・筋肉・腱など)→エラスチンとコラーゲンの代謝が進まず関節や腱、筋肉などの発達が遅れる⇒立って歩くことに支障が出る、手足の関節に痛みを生じる、関節が外れやすくなる、頻繁に転倒する
(皮膚)大人であればしみ・そばかす・しわなどの症状があらわれるが子供の場合はしみ・そばかす・ほくろが増えたりする
さらに、
(循環器系)体内に入ったレクチンが赤血球と凝集することで血栓ができる
(脳)レクチンは血液脳関門を突破し脳内でも炎症を起こす
心臓や脳に血栓が溜まった場合はそれぞれに疾患を伴い、自己抗体を作って炎症などを起こす場合がある。全身で浮腫みが生じる⇒膠原病
改善に向けてできることを
これらを改善するためにはまずシアリターゼの活性を適正にすることが必要です。
①シアリターゼの活性を上げてしまうグルタミン酸を取りすぎないようにすること。ただし体内での必要量はキープすること。あくまでも取りすぎ注意
②GABAを摂取してシアリターゼの活性を下げること
③ジンジバリス菌対策を取る
④アロマターゼを阻害することでシアル酸を減らす
この4つに気を配って生活を見直し、漢方薬やサプリメントを使用しました。
歯周病菌のポルフィロモナス・ジンジバリスはシアリダーゼを発生させる菌として知られています。このジンジバリス菌は漢方薬の黄連という生薬のベルベリンという成分で除菌が可能です。
温胆湯にはこの黄連という生薬が入っているため効果を感じられたのではないかと思います。
口腔内に歯周病の症状はありませんでしたがジンジバリス菌は腸や膣、皮膚などにも存在するありふれた菌なのでこれらの生薬を使うことで除菌ができたのだと思います。
ジンジバリス菌はフィブロネクチン、ラミニンなどの細胞外マトリックスとの働きを阻害するため組織形成に支障をきたします。黄連自体はCYP3A4を阻害するので単体での利用は難しいかもしれません。
また毎年5月に大きな発作を起こすのはもしかしたら気温が上がってくることによって各種古細菌や細菌類が活発に活動するようになるからかもしれません。
そのため掃除、洗濯、手洗い、歯磨きが最も重要な家庭療育の基礎になります。
低緊張が強くよだれが出たり転倒を繰り返す時は、テストステロン軟膏でコルチゾールを下げることやジンジバリス菌を除去することによってシアリダーゼを下げることは有効です。
そしてやはり糖の大量摂取によって脳を保護する必要があります。
脳のダメージは修復すればいい。遅れている認知も上げていけばいい。遅いなんてことは絶対にない。成長因子が足りなければ誘導してやればいいだけのことです。
ただそれだけのことを考えてこれらのことを行いました。
なんだかんだで、この通り。結構元気になりました。
私はこれらの酵素や糖鎖、ホルモンの流れの中で最も重要なのは古細菌の働きだと考えています。
生体異物除去食が低緊張に効果がある最大の理由は、シトクロムを誘導できることにあります。ですが根本的にはある種の古細菌を誘導することによって脳代謝を正常に行わせる手助けも一緒にで来ているのではないかと思っています。
生体異物除去食はこれらのことを同時に行わなければなりません。
・レクチンの多い食材を避ける(双子葉合弁花類、肉の内臓など)
・シトクロムを阻害する食材を避ける(ピペリン、カプサイシンなど)
・ケイ素の除去
・アロマターゼを誘導する食材を避ける(クエン酸など)
・植物性エストロゲンを避ける(未発酵の大豆製品、小麦製品など)
・グルコースを補充する
・コルチゾールが上がる要因を減らした生活習慣を徹底する
・漢方薬、サプリメント、市販薬などを使って調整する
それは気合と根性だけで乗り切れるようなものではありません。これらは対処療法で根本的な解決にはならないからです。ただひたすら睡眠時間を削って世話をし続けなければならないから、現実的ではありません。食費もかかるし。
ですから私は今後、ゴルジ体病に関する遺伝子治療の道筋をつけるためにそちらの方面に関しても勉強していくつもりです。
きっとそれは無謀な挑戦でもないはずです。
そして脳性麻痺だけではなく、自閉症も発達障害も癌も認知症もその他の難病の多くにそれはつながっていくと思います。
ぜひ、応援してください。
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