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夏休みの日記

小学生のころ、夏休みに日記の宿題があった。

ほかの生徒がどういう日記を書いていたのかはわからないけれど、私は小学生らしい自意識のなさで読む人がどう思うかなんてことは考えもせずありのままを書いていた。

我が家では夏休みといっても旅行に行くことはなく、一週間くらい祖父母の家に泊まりに行くのが唯一のエンタメという感じだった。

少ないながら友達はいたのだけど、夏休みの間にはあまり会うことはなかった。

かといってひとり遊びが得意というタイプでもなかったので、ほんとうにただ家でゴロゴロして過ごしていただけで、あんなつまらない日記を1ヶ月分も読まされていた教師はどんな気持ちだったのか、彼にとって人生でワーストクラスの無駄な時間だったのではないか。

今更気がかりである。


寿命がのばせます。