今日覚えたい読解
近年は列車でのフランス旅行の方法も少しずつ変わっていて、SNCF(フランス国鉄)は OUIGO なる新しいサービスを打ち出して強化していますよ。
そこに書かれていた一文です。
Si Paris se classe en tête des villes les plus visitées au monde avec plus de 40 millions de visiteurs par an, ce n’est pas un hasard. Ses 180 musées et monuments exceptionnels, ses 400 parcs et jardins, ses expositions en tout genre, sa riche gastronomie en font le lieu de villégiature idéal.
ここで注目したいのは2項目です。
1.Si Paris se classe en tête des villes les plus visitées au monde avec plus de 40 millions de visiteurs par an
年間に4000万人お観光客が訪れる世界トップクラスの観光地であるのは紛れもない事実なのですから、この "si" は仮定や条件を表しているのではなく「事実の提示」です。
JUN ってフランス語が話せるんだからさ、イタリア語もすぐにマスターできるよ!
Si tu parles français, tu arriveras facilement à maitriser l'italien.
(何度か言われましたが、言語習得がそんな簡単なことではないことはみなさんもご存知のはずです)
2.次に Paris に何度もくっついて使われている sa/ses(所有形容詞)です。
mon père et ses collègues(父と同僚)
mes parents et leurs amis(両親と友人たち)
Paris et ses touristes(パリと観光客)
plusieurs musées de Paris et leurs catalogues(パリにある美術館とカタログ)
こう並べて書くと、所有していない「所有形容詞」の用法がお分かりいただけると思います。
Ses 180 musées et monuments exceptionnels, ses 400 parcs et jardins, ses expositions en tout genre, sa riche gastronomie en font le lieu de villégiature idéal.
パリの180もの素晴らしい観光地、400もの公園、開催されている展覧会、豊かな食文化が、en font le lieu de villégiature idéal.
最後の部分は何を伝えているのでしょうか。中性代名詞 en の用法が主なポイントです。
皆さんじっくり考えてみてください。
いつか解説するかもしれません。
「待っていれば解説してもらえるはず… 」いやいや、忘れる可能性も十分ありますし、受け身の学習は身につきませんよ。
ご自分で一生懸命考えて調べてください。
ご参考まで