今日覚えたい文法
il y a の役割
副詞か形容詞か?
J'ai commencé le français il y a presque 40 ans.
ほぼ40年「前に」フランス語を始めました。
"il y a" は一般的に前置詞句と呼ばれる時間を伝える組み合わせの表現で、上記のフランス語でおわかりいただけると思うのですが、動詞に時間の感覚を加えています。
「今から見て〜前に、こんな事がありました」
ということが伝わります。
「動詞になんらかの意味を加える」語や表現を副詞と呼びます。
J'ai commencé le français hier.
J'ai commencé le français en 2020.
J'ai commencé le français il y a presque 40 ans.
すべて同じく「時間の感覚」を加えています。
時間の副詞、ということです。
では、動詞ではなく名詞に時間の感覚を加える場合はどうすればいいのでしょう?
「昨日の」
昨日の残りを食べましょう。
On va finir le reste d'hier.
On va finir le reste hier.
昨日残りを食べましょう。
理解不可能です。
「2020年の」
2020年の本を購入しました。
Je me suis acheté un bouquin de 2020.
J'ai acheté un bouquin de 2020.
Je me suis acheté un bouquin en 2020.
2020年に本を購入しました。
「40年前の」
40年前の古い写真を引き出しの奥で見つけました。
J'ai trouvé une vieille photo d'il y a 40 ans au fond du tiroir.
J'ai trouvé une vieille photo il y a 40 ans au fond du tiroir.
40年前に古い写真を引き出しの奥で見つけました。
やはり「〜の」は de が欲しくなるところです。
フランス語の前置詞句は、本来は「副詞」なので、クッションの de があると自然に繋がります。
ご参考まで