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今日覚えたい語の使い分け

carte ? plan ?

パリの牛のステーキの名店に "le Relais de l'Entrecôte" があります。
本当に美味しい(らしい)ですよ。

このページの下の方に " voir la carte " というボタンがあるのです。

le Relais de l'Entrecôte

このボタンを押すと、"la carte du resto"(メニュー)もしくは "la carte du quartier"(地図)のどちらが見られると思いますか?

「常識的に」考えて、間違いなくメニューが見られるはずだと思ったのです。
1. タブからはメニューが見られないこと。
2. 地図であれば la carte ではなく le plan である、というのが常識なので。

ネイティブのフランス人に確認してみました。

À ton avis, en cliquant sur "voir la carte" de la photo, on tombera sur la carte du resto ou la carte du quartier ?

今のところ5人全員が「メニュー」。
地図であれば " Le plan (d'accès)"のはずだ、と答えてくれました。

良かった自分に感覚は間違っていなかったと、安堵しました。
なぜこんな事になったのでしょうか?

ところが!!!

le Relais de l'Entrecôte

地図が登場
どうなっているのでしょうか。

全く理解ができないのですが、ネイティブの中では、地図を意味する la carte と le plan には使い分けがあります。

la carte は、国、地方、県… それぞれの全体像が見えるように、一枚の紙に各種情報と主に絵を描いたものです。
教材の扉ページにある「フランス地図」や「パリの地図」は、それぞれ、la carte de France / la carte de Paris です。
一方 le plan は、A地点からB地点へ移動する時に利用をするために作られた「道路地図」なのです。

したがって、レストランのサイトに le plan (d'accès) があれば「お店への行き方」、la carte があれば「メニュー」と自然に判断できてしまうのです。

にも関わらず、このパリのレストランでは la carte が「地図」の意味で使われているのです。

全員のネイティブが間違えるって、それは元のサイトがおかしい、と言っても問題はないでしょう。
"le plan d’accès" と "la carte (du restaurant)" が正解です。

Je me suis fait avoir !
だまされたぁぁああああ!

ご参考まで

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