今日覚えたい発音
カタカナだと同じ、フランス語だと全く違う5つの単語
先日電車に乗っていると、こんな広告を見かけました。
一瞬脳が混乱したのです。
「誰のファンなんだろう?」
あっ、そうか!un fan ではなく enfant なんだ。
カタカナで表記しているシステムに乗っかって考えてみると、5つの語を「アンファン」と書くことができそうです。
enfant:子供
enfin:ついに、やっと
un faon:子鹿
un fan:ファン、崇拝者
infant:(スペイン・ポルトガルの長子以外の)親王,王子
この5単語で全く同じ発音と考えていいものは1ペアー(2単語)しかありません。
言い換えると、フランス語では4種類の音で区別をする必要があるし、ネイティブは当然使わけているのです。
日本語とて同じです。
おじさま
おじいさま
大お父様(おおおじさま)
王子さま(おうじさま)
大路様
フランス語話者がメモをとると、"OJISSAMA" となっていることは否定できません。フランス語は長母音と短母音の区別は苦手な言語なのです。
カタカナでメモをとるくせがある方は、早めに違うシステムに切り替えて下さい。音のメモは、文字で取ることができないのです。
一つの可能性が「発音記号=IPA」なのですが、その記号を使って聞こえた音をメモできるようになるには、かなりの学習が必要です。
(僕もフランス語以外では、ちゃんとはできないです)
音のメモは「耳で何度も繰り返しきいて、その音を脳内に刻む。それを忘れないうちに何度も繰り返す」ことでしか、取ることはできないでしょうね。
何度も聞くのにいい教材があるのです。
リスト化されて発音されることは珍しい「固有名詞」を、毎月まとめて文字と音で入手できるチャンスです。
https://www.hakusuisha.co.jp/book/b605907.html
この伝統ある雑誌に、こんな記事が1年間連載されています。
カタカナにさようなら 固有名詞で発音を極める(2) 安藤博文/志水じゅん
結局は、ハイ、宣伝です!
ご参考まで