今日覚えたい文法
2025年は勉強の年にしましょう!
次の( )にお好きな語(群)を入れて、フランス語を完成させてください。
家には金魚が数十匹いる。魚が好きなのです。
Chez moi, il y a ( ). J'adore ( ).
家には金魚が数十匹いる。
Chez moi, il y a ( ).
「10匹の魚」は dix poissons であることは理解できると思います。食べ物(≒切り身)として捉えている場合とは違い、数を数えているので poissons も複数形で使われます。
では「数十匹はどうすればいいのでしょう。
plusieurs dix poissons は限定辞がぶつかって(plusieurs と dix)、文法的にありえないので、 似たような表現を探してみましょう。実はこんな都合の良い表現があるのです。
… aine
huitaine:単位としての8(一括り)←実際には使われているのを見たことはありません。
dizaine:単位としての10(一括り)
douzaine:単位としての12(一括り)
vingtaine:単位としての20(一括り)
trentaine:単位としての30(一括り)
centaine:単位としての100(一括り)
これらの特徴は、
1. 女性名詞です。une dizaine、une centaine
2. 単位を表す名詞なのでつなぎ言葉の de が必要です。
un kilo de tomates、un mètre de tissu、un litre d'eau、une dizaine de poissons
数十匹の「数」は不特定の複数形を表しているので、des、plusieurs、quelques あたりが良いでしょう。
数の多寡に言及せずニュートラルに伝えるには des
ある程度多いと感じて伝えるには plusieurs
特に多くはないと感じて伝えるには quelques
家には金魚が数十匹いる。
Chez moi, il y a
des dizaines de poissons rouges.
plusieurs dizaines de poissons rouges.
quelques dizaines de poissons rouges.
金魚は un poisson rouge であって、un poisson doré ではありません。
ちなみに、紅茶は du thé noir であって、du thé rouge ではありませんよ。
魚が好きなのです。
J'adore ( ).
「好き嫌い」を伝えるときには、冠詞はいつも定冠詞を使います。
映像として複数の魚が目に浮かぶときは「複数形」、切り身やそれに近い映像が目に浮かぶときは「単数形」です。
もうおわかりですね。直前に魚を数えていて脳内の映像が複数形であるからこそ des dizaines de poissons という表現を使ったのですから。
J'adore les poissons.
魚屋の前では、
J'adore le poisson.
水族館の前では
J'adore les poissons.
ですね。
続きは明日です。
ご参考まで
朝飲むのは紅茶ではなくコーヒーです。
Le matin, Je ne bois pas ( )thé mais ( )café.