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今日覚えたい考え方

語の解釈は1種類ではない

なに、この文字列、"à 2m1" に "C bo"… ①読めない!何かに書いてあったな「わからなければ声に出して②読め!」。よし声に出して③読んでみよう。(…)おっ、④読めた。"À demain" と "C'est beau" と⑤読むのか。

動詞「読む」を2グループに分けてみましょう。活用形の話ではないので「①だけが否定形」だとか「③だけが撥音便化している」ということではありません。

解釈をしてみると、「読む」の意味が2種類あることがわかるはずです。
わかりましたか?

①(④)⑤は「理解をする」「解釈できる」と言いかえが可能ですね。
何を書いてるのか、①理解できない、④理解できた、⑤理解をする

②③(④)は「音読をする」「声に出す」と言いかえが可能ですね。
書かれた文字を、②音読をしろ、③音読をしよう、④音読できた

フランス語でも同じですよ。
辞書にもそう書いてあります。

2 …を読み上げる,朗読する;…を読んで聞かせる〈à …に〉
lire un discours
演説を読み上げる
lire un livre à ses enfants
子供たちに本を読んでやる
3 〔感情・未来など〕を読み取る,察知する;〔記号など〕を判読する
lire une profonde tristesse 「dans les yeux [sur le visage] de qn
…の目[表情]に深い悲しみを見て取る
lire l'avenir dans les astres
星で将来を予見する
lire les lignes de la main
手相を見る
lire 「une partition [une carte]
楽譜[地図]を読む

プチ・ロワイヤル仏和辞典

ではこの辞書の抜粋にはない "1" の意味は何でしょうか。
言うまでもなく「書かれている文章や小説を解釈しながら読み進める」ということですね。(①はこれに相当すると考えることも可能です。)

いろいろな解釈が可能な動詞 lire は、日本語の動詞「読む」も同じように解釈ができるのです。

行間を読む:lire entre les lignes
顔色を読む:lire son visage

 両言語で同じような表現が存在します。

辞書を読んでみましょう。
必ずなにか発見がありますよ。

ご参考まで


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