今日覚えたい文法
心配しないで!
「心配する」はフランス語では "s'inquiéter" が最も意味が近い動詞でしょうね。
「心配しないで」は否定命令形を使えばいいので、標準フランス語では簡単に気持ちを伝えることができます。
Ne t'inquiète pas.
心配しないで。
実はこれで話は終わらないのです(まあ、だからこの記事を書いているのでです。)。
話し言葉では否定表現の片割れ ne は省略されるのが自然です。
(21世紀において、一体誰が音声のフランス語で ne を言っているんだろう…)
ということで、
T'inquiète pas. は頻繁に耳にします。
心配しないで。
Ne t'inquiète pas.
T'inquiète pas.
ところが!
なぜだかこの表現においては、ここ10年くらいだと思うのですが、ラフな話し言葉ではもう一方の否定表現の片割れ pas も省略されます。
僕はネイティブではないのでどのようにネイティブが感じているかを推し量る術は持たないのですが、どう考えても単なる省略だとしか思えないのです。
心配しないで。
Ne t'inquiète pas.
T'inquiète pas.
T'inquiète.
日本語で言えば、
「バカなこと言ってっ!」
「バカなこと言わないで!」
両方が同じシーンで使えるようなものでしょうか。
T'inquiète ! Tout va bien !
心配はご無用ですよ。
ご参考まで
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