成形方法 金型-2(インジェクション成形)
2インジェクション成形
インジェクション成形 (別名=射出成形)
という成形方法があります 成形方法の王様で、ほとんどのプラスティック成形品はこの方法でやっていると言ってもいいかもしれません ただ、初めに紹介した1ブロー成形と違うのは 液体が入るような容器関係は苦手です。
なぜかというと、ブローは中の空間を作るのに金型の抜けを考えなくてもいいのです。
インジェクション成形は必ず金型の抜け方向を考えなければならない だから、ペットポトルの口の狭い成形には全く向いていません。
その代わり他のメリットはたくさんあります
1=いろいろな樹脂が使えるということ
2=精密な製品を作れるということ
3=セット取りといって同じ形のものをたくさん金型に作れる。ということは時間当たりの成形個数がたくさん作れるということです。つまり、単価が安くなる ただし多くの企業は金型代を製品単価に含めますので ロットが小さければ価格が合わなくなります。
4=樹脂の種類にもよりますが、色が豊富に作れる。
5=成形性が抜群にいい。ということは商品デザインが自由である (金型が抜ける限りは)
などなどです 惜しいことにデメリットは金型が非常に高額であるということです。
ペットボトルのキャップを作るにしても セット取りでおそらく日本で作ると100万円以上します
ですが、一個当たりの成形工賃は抜群に安い ので大量に同じものを作る時の金型(1万個とか。10万個とか)としてはコストメリットが大きいです
ファイルNo;002インジェクション成形
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