経営と運営は違う
普段、仕事をしていて、〇〇と〇〇は違うと感じたことについて記載いたします。
1.経営と運営は違う
「経営」と「運営」は違います。「経営」する人はすごい人、「運営」は誰でもできそうという先入観がありますが、両方とも組織をまとめて、パフォーマンスさせることに変わりはありません。組織に所属するときはこの違いを意識する必要があります。
経営とは
事業目的を達成するために継続的計画的に事業を管理/遂行すること。つまり、経営の目的は、収益を最大化するために人やものや資金を活用する活動のことです。
運営とは
団体の機能を発揮させることができるように組織をまとめて動かしていくこと。運営の目的は、与えられた仕事を効率よく達成するために人やものや資金を活用する活動ことです。
2.経営者と運営者の違い
経営者は、収益を最大化することを考えながら組織をまとめている人です。
事業の3~5年先のあるべき姿(目標)をさし示し、今ないものは新たに調達し、必要ならば予算を大幅に使って先行投資を行い、目標を実現することを考えています。
運営者は、仕事は与えられていて、効率的に組織をまとめている人。前例踏襲主義、マニュアル主義、手続き主義、お役所仕事的に、いかに効率的に組織を運営するかを考えています。
3.気をつけなければいけないこと
現代の会社組織はすでに細分化され、本当の経営トップ でない限り、本気で収益を意識して行動している人は少ないと思います。
ここで、意識しなければならないのは、自分が働いている部門の組織の長です。日々、組織の長が話している内容に耳を傾けてください。もしあなたの上司が、金、人、モノ、情報を獲得し、製品や組織の拡大を狙っっているのであれば良いですが、金、人、モノ、情報を使って、効率化やコストダウンを追求し続ける人だと、将来その組織や業務は無くなり、別の仕事になるリスクがあります。
会社、組織は、トップの器以上のものにはなりません。あなたの組織の長は、経営者なのか、運営者なのか注意深く見て、ついて行くべきか考える必要があります。成長する組織の中ではいろいろなことが経験できますが、過度に効率化する組織では、効率化の結果、疲弊し、縮小する可能性があります。
成長する組織、成長する上司のもとに身を置くことも重要です!!