~あなたのチームはどのタイプ?4象限でみる多様性~
チームの状態と成果をあげるための土壌
あなたのチームは今、どんな状態ですか?成果をあげるための土壌は整っていますか?
「Managing Complexity」プログラムの10回のセッションの中でも、特に盛り上がるテーマの一つが「チーム・ダイナミクス」です。この回では、リーダーとしてメンバーの力を引き出し、多様性を生かして成果を出すためのスキルを学びます。
頻繁に議論になるのが「多様性をどう生み出すか」という問いです。興味深いことに、議論を深めると、多くの組織には既に多様性が存在していることがわかります。しかし、その多様性がうまく表出していないのが問題なのです。
チーム内の多様性に気づき、それを活かして成果を出すためにはどうすればよいのか、議論が絶えません。
認知的多様性と心理的安全性
オランダのHuman Insight社がハーバードビジネスレビューに寄稿した記事によると、チームの成果を最大化するためには、「認知的多様性」と「心理的安全性」が不可欠だとされています。
つまり、異なる視点やアプローチを持つメンバーが集まり、多様な意見を自由に出し合うための土壌が必要なのです。
参考:「問題解決力に秀でたチームは2つの特質を持っている」https://dhbr.diamond.jp/articles/-/5355?page=2
Human Insight社は、「認知的多様性」と「心理的安全性」を2軸にとって組織のカルチャーを4つに分類しています。
生成的(右上):認知的多様性も心理的安全性も高い。異なる視点を受け入れ、オープンで柔軟な思考が行われ、イノベーションが生まれやすい。
調和的(右下):心理的安全性は高いが多様性が低い。意見は出るが空気を読む圧力がかかり、内向きカルチャーが生まれやすい。
反抗的(左上):多様性はあるが心理的安全性が低い。すれ違いやわだかまりが生じ、連携不足や作業の漏れが起きやすい。
防衛的(左下):認知的多様性も心理的安全性も低い。意見が出ない状態で、イノベーションが起きず変化に抵抗する傾向がある。
あなたの組織やチームはどのセグメントに当てはまりそうですか?
Human Insight社は、メンバー視点でチームの状態を可視化するためのサーベイを開発しています。自分たちの視点で組織の状態を可視化し、自ら問題を発見することで、対話を通じた改善がしやすくなります。
Managing Complexityプログラムの概要
Kokkaraは、Human Insight社と日本で唯一の事業パートナーとして、このサーベイの日本展開権を持っています。また、「Managing Complexity」プログラムでは、多様性をどう表出し、活かすか、心理的安全性をどう生み出すかという問いを通じて、リーダーが果たすべき役割を実践形式で学びます。
以下は「Managing Complexity」受講者からの感想です:
「Managing Complexity」の授業は、心理的安全性を体現し、多様性の中で議論を深める体験を提供しています。Human Insight社のサーベイやManaging Complexityプログラムにご興味がある方は、ぜひお問合せください。
次回予告:共感力の重要性
次回は、心理的安全性を生み出すための大事な要素の一つ「共感力」について言及します。どのようにして共感力を発揮し、チームの信頼関係を築くことができるか、一緒に考えていきましょう。
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