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リープのnoteの“中の人”は、noteを書いていないときは何をやっているのか?

弊社は「社員のビジネスパフォーマンスを評価・分析して、成果につながる人材育成を実現」しようと日々みんなで奮闘しているわけですが、わたしはそのうちの「評価」を担当しています。

前回の投稿で、「誰だ、めいって?」って思った方もいるかもしれないので(いるといいな)、今日は仕事内容に寄せた自己紹介をしたいと思います。

せっかく「うちの会社のいろんな表情を出すnoteを」と7月6日のサラダ記念日に宣言したので、弊社のオモテの(?)Webサイトとは違った切り口で、わたしの仕事である「評価」を伝えようと試みています。仕事の話をしますが、あまり気負わずにさらさらと読んでくれたら、たいへんうれしいです。

さてさて。いま、みなさんは正直、「評価」という文字を目にして身構えましたか?

ブルッ

おそらくちょっと心がざわついたのではないかな、と想像しています。それが自然な反応っていうか、多くの人の反応だと思います。ためしに「評価 怖い」と検索してみると、怖いという感想を綴るブログや対処法紹介のサイトなどがたくさん出てきます。かくいうわたしも、評価を受ける側のときは、平常心で受けるというのは難しいです。

そこで今回は、“中の人”(評価を行っている人)が日頃どのように評価を行っているか、評価をしていてどんなことを感じるかをオープンにして評価する側を知ってもらうことで、少しでも「評価されることへの抵抗感を減らす」ことにつなげられないか? という目標も片手に持って(もう片方は自己紹介です……くどいですけど)、進めてまいります!

1.“中の人”は、日頃なにをどのように評価しているのか
まず、リープの評価で欠かせない商売道具について、簡単に説明させてください。

その名も「ルーブリック」

ルーブリックの全体像イメージ。
これ1枚で、その人のスキルの長所短所まで一目瞭然?!

パフォーマンス(会社やビジネスの場面では、たとえば商談やコーチングなど)の評価指標となるものです。商談なりコーチングなりをいくつかの項目に分け、その項目の「できた具合」も数段階に分け、さらに「何ができたらこの段階をクリアしていることになるのか」まで具体的に書いてあるすぐれものです。

商談スキルのルーブリックの一部を拡大したもの。
こんな感じで、項目ごとにけっこう細かく記述されてます。

評価担当のメンバー(わたし含む)は、お客さまからお預かりしたロールプレイ動画などを見て、ルーブリックと照らし合わせながら「評価の対象となっている社員の方が、(少なくともこの動画では)どのレベルまで到達しているか」を評価しています。

そのパフォーマンスでどんなスキルがどの程度発揮されて、なにが起きていたのか。

それを忠実に評価するため、先入観を持たずに観察をします。仮に出だしで少しつまずいてしまったとしても後半はよいパフォーマンスができていたら、「起きていた結果」そのままに、前半は低く後半は高く評価する、といった具合です。

また、第三者(外部)の視点で評価を行うので、わたしにもほかの評価担当メンバーにも、評価対象の方のロールプレイ動画に映っている姿以外(ふだんの勤務態度やこれまでの営業成績など)の情報はありません。
つまり、「この人はできていそう」「この人はできなさそう」というバイアスがかかることなくパフォーマンスレベルを評価しています。

マルとかバツとか白とか黒とか、「この内容さえ発話されていればいつでも絶対に正解」的な話ではないので、評価が難しいと感じることはあります。
が、「ルーブリックに基づいて、動画に忠実に、公平に」を意識して奮闘中です。

2.こんな風につかってほしい! 「ルーブリック」

なるほど、中の人がやっていることはわかった。
リープの評価担当がルーブリックを使って、公平さを意識していることもわかった。

でも、それでもやっぱりルーブリックで「評価される」ことに抵抗感がなくならない方もいますよね。

そんなあなたにもう一つ伝えたい。(あなたの背中を、もう一押しさせてください!)

ルーブリックって、ただスキルを評価する指標なだけじゃないんです
ルーブリックって教材、育成ツールとしての役割があるんです。

例えば、ある項目のスコアがルーブリック評価されて「レベル2」だったとします。

じゃあ、次の「レベル3」にするにはどうしたらよいのか?
この答えも、実はルーブリックにあります。
自分の現在のレベルのひとつ右隣の項目に、書いてあるんです。

もちろん自分自身でも、2点→3点にするために何をすればよいかがわかるし、もし上司が協力してくれるなら、コーチングしてもらって、客観的な意見をもらいながら、3点になるのにどこをどう改善したらよいのかがわかります。

ただ、評価して点数を出すだけじゃなくて、あなたのこれからを応援するツール、それがルーブリックなんです。

だから、嫌いにならないで、できたらルーブリックを好きになってほしい。
そして、あなたが「ありたい理想の姿」に近づくために活用してほしい。

そんな風におもっています。

《評価の対象は、性格ではなく「パフォーマンス」である》

今回は、リープのnoteの“中の人”の主な仕事である「評価」と、それに向き合うときの気持ちについて書いてみました。

評価されることが怖いなと思う気持ちをすぐに完全になくすのは難しいかもしれません。わたしも、もし自分がロールプレイを評価される立場になったら、間違いなく緊張します。

しかし、ここをぜひとも強調したいのですが、「評価されているのは自分が行ったパフォーマンス」であって、自分の性格・性質についてではないし、「評価する側にも応援の気持ちがある人がいるのかも」と考えたら、ちょっとだけ気が楽になりませんか?

もしあなたが、仕事などの場面で評価を受ける際に気持ちが落ち着かなくなったら、今回のnoteを少しだけ思い出していただけるといいなと思います。

評価の対象は、性格ではなく「パフォーマンス」であるという共通認識を持てたら。

評価される側の怖さは少しずつ減っていって、さらに「性格の相性ではなく、仕事の結果を評価してくれている」と感じられたら、それは評価する側とされる側の信頼関係にもつながると思うのです。

すっかり長くなってしまいました。それでは今日は、このへんで。

※ちなみにわたしも、リープ内ルーブリックに基づいて「評価担当としてスキルを発揮して職務を全うしているか」を社内で評価されている身です。ようやく少しずつ緊張はほどけてきたかな……。 

Written by めい(リープ株式会社)

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