【社内報・採用広報】社員インタビューを成功に導く基本の質問「5つ」
求人広告のコピーライター、ITメガベンチャーと広告会社の広報、経営戦略室を経て、今は小さな広報コンサルティング会社の代表をしている松田純子です。メディアなどでも執筆させていただいており、広報時代も含めたライター歴はかれこれ18年ほどです。
こちらのnoteでは、企業広報や広報コンサル、ライターの経験を生かして、広報担当者の方に役に立つ情報や読みやすい文章(文書)を書くコツなどをシェアしています。
本日は、長年、広報やライターをしていて「取材、社内インタビューで使う質問って結局この『5つ』だよな」と思ったので書きます。
■広報は「記事」を書く仕事が増えている
最近では、主に社内広報や採用広報、マーケテイング用途などで広報の方が記事を書く機会が増えています。
例えば、こんな感じ。
そして、
こうした記事の作成目的は大きく分けて2種類です。
1)「起きたことを伝える」記事
2)「起きたことの凄さ(影響、効果など)を伝える」記事
今回紹介する「5つ」の質問が有効なのは…
です。
つまり、以下のような記事です。
■コレを聞けば間違いない「5つ」の質問とは?
上記を踏まえて、さまざまな記事で「なるほど、それは凄いですね!」と読者に思ってもらえるインタビューをするために必要な質問が
こちらの「5つ」です。
結局これです。That’s allです。(急な英語。ただし中学生レベル)
■インタビューで失敗しやすい例
ここで、初心者の方が犯しやすい失敗例を挙げてみます。例えば、社内表彰を受けた社員にインタビューする場合、どんな質問が考えられるでしょうか?
例えば、
Q1.今回の取り組み内容を教えてください(何をしたのか?)
Q2.受賞の感想を教えてください
上記のような、「何をしたのか」だけを聞く質問が挙げられます。もしこの質問で終わってしまうと、「何をしたのか」は分かりますが「(この話の)どこが凄いか」は、たまたま取材対象者が答えてくれない限り読み手には伝わりません。
読者は、「〇〇をして表彰されたんだね。イイネ♪d('∀'o)」と理解しておしまいです。
そこで、「どんな課題があって」「どう乗り越えたのか」「どんな成果が出たのか」をはじめから質問してあげるのです。
インタビュー初心者の方が陥りがちな、記事の良し・悪しは取材対象者の”取材対応スキル次第”にならないための一番のコツは、
取材者の
です。
■さらに知っておくと便利な追加質問「2つ」
この5つに加えて、
・どう思いましたか?
と
・今後はどうしたいですか?
を加えれば、もう完全に1本の記事になります。回答は取材のテーマによりさまざまですが、大体どんな種類のインタビューでも質問は結局コレに集約されます(きっぱり)。
ちなみに、最後に「今後はどうしたいですか?(展望)」を聞くのは、記事のおさまりが良い(締まった感が出る)からです。(笑)
■メディア取材時の「想定問答」作成にも応用
そして、これはメディア取材時の「想定問答」作成にも応用できます。
BtoB企業で多い「顧客導入事例」取材:
例)データの事前整理(ビッグデータ分析前に必要な膨大なデータの事前処理)を自動化するSaaSを提供するスタートアップA社が、大手メーカーにサービスを導入。SaaS導入事例として大手メーカーとA社がIT系メディアから取材を受ける。
例えば、上記の例)のような取材が入った場合、以下の赤字部分がメディアが取材で聞きたいことであり、そのためメディアにされるであろう基本的な質問はやはりこの「5つ」です。これらの質問を中心に、記者の興味に合わせて深ぼっていくことになります。
だから、
取材が入り想定問答を作成する場合に考えるべき質問項目もやっぱりコレ!
以上、色んなインタビューで使えるテッパンの質問「5つ」についてお話をさせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました! (*´ω`)ノ♡
ちなみに、こんなテーマで書いてというリクエストは随時受付中です♪
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