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【あるよあるよの会社生活:配属前】

1.入社、そして新人の頃

②配属前・・・希望調査から社内面接をへて

 新入社員教育も終わりに近づいてくると、配属先決定に向けた希望職種や面談などが行われる。
 新人側の目線としては、教育期間中に会社内の仕事の種類などは何となくわかってくるが、部署の雰囲気や人間関係などは、ほぼ理解はできない。
 仕事は行いたい業務や技術もあるが、それ以上に配属先の人間関係が非常に重要(ほったらかしの部署なども存在するし)。
 本当は、そういう側面も組織としては見せていく必要があるが、悪い情報は新入社員には見せていかない。
 まあ、SNSが発達しているので、悪い情報は速攻で拡散するので、企業側は非常に慎重になっているからしょうがないが・・・。
 
 少し、横道にそれてしまったが、企業側は本人の希望もあるが、組織側の都合も加味しながら配属先を決定していく。
 戦略的に重要な部署や、退職が多い部署(補充が必要)などだ。

 【本人の希望をどこまで聞くか?】
  大まかに、いかの事を聞くことが多い
  ・希望職種
    ITであれば、営業、開発、SEなど。金融であれば、融資、営業、シ
   ステムなど、企業によっていろいろある。
    自動車などは、最初は現場(工場)配属からというところもある。
   ただ、ゆくゆくも含めて、どういったことをしていきたいかを聞く。

  ・勤務地
    最近のテレワークやワークライフバランスの影響もあるが、勤務地
   の希望を聞いてくれる会社もある。
    「勝手な感想だが、勤務地を希望するのは良いが、会社生活上、い
     ろいろな勤務地を経験するのが良いのでは?と思うことがある。
     会社生活では、人脈(どれだけ人を知っているか?)が、おいお
     い非常に強い個人の能力に見られていくので、勤務地などを転々
     とすることは、そういったバックボーンを作りやすい」
   ただ、新人は、この勤務地じゃないと嫌だという人もいる。介護など
   を行っている人や、持病を持っている人のかかりつけ医との関係な
   ど、それぞれなので、一概には言えない。配慮してくれる会社は、非
   常に良い会社なので、そういう会社の制度は、ぜひぜひ使った方が良
   い。

  ・配属先候補との面談
    ここが一番の関門。
    新人側:やりたいことを言えば、そこに行けると思っている。
        だって、採用面談の時での面接官は、そういったコメント
        を多用(そういう会社が多いだろう)していたので。
    配属先:採用面談の時に、良いことを言っていることは分かってい
        るが、現場は希望のままでの配属は無理と考えている。
        さらに、この時に自分の部署で適合する人間性かを判断す
        る。
         例えば、上司となるメンバとの組み合わせで、元気があ 
        るか?コミュニケーションはスムーズか?へんなクセがな
        いか?(簡単に言えば、面倒なキャラじゃないか?)な
        ど。
         ある意味、採用面接よりも厳しいと思う

  ・配属先決定
    企業側が最終的に配属先を決定する。
    ここで困ることが往々にして発生する。
    簡単に言えば、人気がる新人と、不人気な新人。
    現場からすれば、現場予算、現場業務を遂行する立場なので、即戦
    力に近く、伸びしろがあるメンバを選択したくなる。
    まあ、野球のドラフトと一緒と考えれば、分かりやすいかも。
    最終的に配属先側で、紆余曲折の密談が行われ決定する。この仕組
    みは大岡裁きだったり、じゃんけんだったり、いろいろあるだろ
    う。

  今週はここまでで、配属後は、次回。

 

 


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