タイ視察で見えた未来!スペシャルラーニングが拓く新たな可能性とは?
タイ視察の目的
スペシャルラーニングは障がい福祉業界へバーティカルSaaSで展開しているプロダクトですが、ホリゾンタルにも展開できるポテンシャルを感じています。その検証することを目的に、2024年7/20〜27までタイのバンコクへ行ってきました!
賢い人は国内にいながらリサーチしてわかることなのかもしれないですが、僕はアホなので自分で足を運んで現地で直接話を聞いて体で覚えるスタイルでインプットしてます笑(運は強い方です!笑)
去年の視察について
今回のバンコクは実は2回目の視察になります。
同じ国に2回行くことは結構僕の中では珍しいことなのですが、タイはそれくらい魅力的だとご理解いただけたらと思います!
タイへ行ったきっかけは、昨年、大阪商工会議所の方(当時の専務)にオススメいただいたことがきっかけで、バンコク商工会議所や日本国大使館の方などたくさんご縁をいただき、現地の調査に行ってきました!
その際に、ジェトロさんにもお力添えいただき、自閉症財団とアポイントをとっていただき、お伺いすることができました!
そこでは、約100人の自閉症スペクトラム障がいのある方が過ごされており、障がいの程度が軽い方はバリスタの訓練をしたりアートやITの仕事などを身につけて社会参加に向けた訓練をしていました!
タイの障がい者支援者教育
タイでは自閉症スペクトラム障がいのある子どもを育てた経験のある親御さんが支援者として働いていることが多いようでした。そこに、大学の先生や専門医が研修をするスタイルで支援者教育が行われていました。
そのため、日本で行われている「根拠に基づいた支援」であったり「チーム支援」とは少し距離が遠いところにあると感じました。
これらの理由からスペシャルラーニングの介在価値があると考え、昨年12月にタイのDEP(障がい者に関する政府機関)と打ち合わせをしました!
そのときにいただいた宿題として、タイ語でローカライズできるか?という部分だったのですが、「ローカライズはどのレベルですれば良いのか?」など全くイメージが湧かなかったので、現地の文化をもう少し理解を深めたいと思い、今回の視察につながっています。
ASD事情について
そもそもタイには自閉症スペクトラム障がいのある方が、推定70万人いるが政府が管理できているのは10万人しかいないそうでした。
まだまだ「自閉症スペクトラム障がい」を受容するのが恥ずかしいという感情があったり、後ろめたさを感じている人が多いことが理由のようでした。(昔の日本のようです😢)
障がいの程度も3つに分けられているようで、軽度の方は「社会参加の訓練」、中度の方は「対人コミュニケーションの訓練」、重度の方は「隔離」といった対応だそうです。
まだまだ課題はたくさんありますが、課題の解決に向けて真面目に取り組んでいる印象でした。
タイの社会人生活について
タイは貧富の差ががインドよりもあるという衝撃的な話を聞きました。
だいたい新卒の月収が2万バーツ(8万円くらい)で場所にもよりますが、家賃が7000バーツで残り1.3万バーツで生活をしないといけないようでした。
そこに車なども買うと結構お金もカツカツですし、子どもを育てる余裕もないため出生率も下がってきているそうです。
タイは元々、子どもが親を養う文化があったらしいのですが、最近は若い世代も余裕がなくなってきており、自分たちの生活でいっぱいいっぱいのようでした。
そのため、個人の借金が世界的にも多いという現実がありました。
そんな中で、セーフティネットとして機能しているのが「僧侶」という選択肢でした。別で、僧侶についてまとめられていた記事があったのでシェアします。
経済面においてはしんどい部分はあるものの、タイは寛容な方が多く、「タンブン(来世のために「徳を積む」)という仏教の文化も根強いため、優しい人が多い印象でした!
SITEへの出展
今年3月の時点で7月にタイへ行く手配を済ませていたのですが、大阪商工会議所の方から、「タイでスタートアップの展示会がありますけどどうですか?」と連絡をいただきました!
元々、タイへ行く予定にしていたスケジュールと展示会のタイミングがドンピシャで、7/22〜24までStartup x Innovation Thailand Expo2024(通称:SITE)に出展させていただきました🙌(こんな奇跡あるんですね笑)
予期せぬタイミングで海外初出展が実現しました笑
人生初の英語でのピッチ
そして、2週間前くらいに「1社3分間で英語でピッチをお願いします」という連絡があり、人生初の英語でのピッチをしました😂
当日の様子が配信されていたので、よければご覧ください🙏
https://fb.watch/tEaTEdyH_Q/
運命的な出会い
スタートアップイベントだったので、障がい者支援関係の方とは出会えない前提で参加していたのですが、タイのスタートアップ支援の方が綺麗な日本語で、「ちょっと来てください」とブースに来てくださり、ある企業を紹介してくださりました!
その方々と話をしたら、なんと「私たちが自閉症財団を運営している」という話で、「えーーー!!!去年行きました!!!」みたいな会話をして、めっちゃテンションが上がりました!
現地の日本人の方々とのご縁
SITEが終わってから、大阪の中西金属工業株式会社のタイにあるグループ会社の皆さんにタイでの事業展開についてお話をお伺いしたり、日本で GLIN Impact Capitalから経済産業省へ出向されている川島さんからの紹介で一度オンラインでお話させていただいたOkadaさんとも直接お会いしてお話させていただき、事業展開の解像度がめちゃくちゃ上がりました!!
お時間いただいた皆さん、本当にありがとうございました!!!
大阪商工会議所の皆さんと、出展でご一緒したジカンテクノ株式会社の皆さんと懇親会🍻
実は、出展期間中に食中毒になってしまい大ピンチだったのですが、大阪商工会議所の方に正露丸をいただき、懇親会もタイ料理ではなく日本料理へ変えてくださるなど、多大なるご配慮をいただき、おんぶに抱っこでした🙇♂️
貴重な機会を本当にありがとうございました!!!
最後に
結論、スペシャルラーニングはグローバルにも展開できるポテンシャルがあります!ただ、知識や経験、リソースが全然足りていません!
もし、この記事を読んでくださっている方の中で、「リーンオンミー、おもろいな!」と感じていただけた方はぜひ下記の応募ページよりご連絡お待ちしております🙏(「まだ転職は考えていないけど、ちょっと興味ある」というレベルでも全然構いません!フォームでその旨をお伝えください🙏)
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