LPOツールはdejamで十分、3期の下期振り返り
マーケティングDXツール「dejam」を運営しています、LeanGo平井です。
3月決算でして、無事に創業3期を乗り切れました。
4期も頑張るぞということで3期の下期を厚めに、全体振り返りをできたらなと思います。
ちなみに3期の上期編はこちらから読めます。
事業トピックス
たぶんPMFしました
主ターゲットにおける受注率が40%を超えました。
詳細は以下の記事から読むことができますが、
・顧客が誰かしっかり決める
・顧客が欲しいものをつくる
・どのような料金かを工夫する
このあたりがポイントです。
PMF前までは結構な予算を突っ込んで無理やり獲得していましたが、あのままだったらたぶん普通に黒字倒産だったので今振り返るとゾッとします。
アーリー期のSaaSが先行投資モデルで経営するの、まじでよくない。
VCとたくさん話した
トラクションもそこそこに伸びているので、エクイティファイナンスをしようと多くのVCとお話させていただきました。
もし本ブログを読んでいらっしゃれば、その節はお時間いただきありがとうございました。
結論、エクイティファイナスはしませんでした。
VCと話して知れたこと
・VCが投資検討する際の考え方
・エクイティファイナンスの市況感
・対峙している市場(Webマーケティング市場)の客観的な渋さ
・事業を客観視できたことでポジショニングや市場の攻め方
・シードとシリーズAの調達難易度の差
書き始めて思いましたが、この辺は別のブログにまとめることにします。
調達するしないに関わらず定期的にVCと話すのは、思考が整理されるのでおすすめです。(普段から事業の資料をまとめたり色んな人に壁打ちするでもいいけど)
サービストピックス
サービス構造の大幅な変更
現在のdejamはプロジェクト数を無制限で使うことができます。
これはリリース当初から「プロジェクト課金があると社内の一部のプロジェクトでしか使われないことでナレッジが分散してしまう」という課題感がサービスに組み込まれているためです。
概念的には
スペース
└プロジェクトA
└プロジェクトB
└プロジェクトC
こんな感じなのですが、
・プロジェクト共通で使える機能
・プロジェクト単独で使える機能
が存在しており根本的なユーザビリティに難ありな状態でした。
しかもdejamは多機能なマーケティングDXツールです。
・プロジェクト管理
・ヒートマップ
・GoogleAnalyticsの自動解析
・改善データベース
・競合リサーチ
・デザインデータベース
・Web接客
・ABテスト
・LPOチェッカー
・AI相談
上期ではこれらの機能へのアクセシビリティ向上のためにショートカットという概念により、どこからでも使えるようにしていました。
当時はそれが最善と思っていましたが俯瞰的にサービスを見た時に、
無理やりなユーザー体験感が否めずにありました。
この2課題をどう解決したか、こちらbefore/afterです。
何かしらのタスクをしている際は、描画領域を広げ、不要なコンテンツは表示するべきではないので、マウスオーバーで開閉するようにしました。
たくさんあった機能どこいったん?って話ですが、ユーザーのジャーニーに合わせてメニューをカテゴライズしました。
この設計によりカテゴリに沿った新機能のリリースやアップデートすべき方針が明確になりました。
また、副次的な効果として不要な画面を削除できました。これはユーザビリティ観点だけでなく、保守観点でも画面が少ないに越したことはないので普通にグッド。
主役級の機能が続々登場(Web接客、ABテスト、LPOチェッカー、AI相談)
dejamはWebマーケティングの業務をdejamだけで完結できることを目指しています。ですのでWebマーケティング市場を熟知したメンバー(元リク、元CA)が、超高速でシステムをアップデートし続けています。
めちゃくちゃ多いのでさらっとご紹介します。
1.Web接客
ノーコードでポップアップを表示することができます。主要な表示ロジック(ex.離脱防止)を最初から用意しているので、最短5分で公開できます。
2.ABテスト
ノーコードでABテストを開始することができます。「キャッチコピー」や「画像」をノーコードで変更できます。
3.LPOチェッカー
LPのURL情報を登録し、1問1答形式で回答していくことで、「サイト改善」や「スピード改善」に関する具体的な改善案を獲得できます。
4.AI相談
dejamにGPTを組み込みました。Webマーケティングに関する相談をできるので、キャッチコピーの量産やペルソナの作成など、業務が効率化します。
などなど2022年はこれら含めdejamが600件くらいはアップデートしました。
この開発力とデザイン性が皆様から評価を得ています。
ということでLPO業務はdejamだけで十分になりました。
改善案が自動で提案される→そのままABテストを公開できる→分析を自動化したり競合のABテストを見れる→次のABテストを公開できる
誰でもLPOの∞ループに入れます。
ぜひ使ってみてください。
従量課金へ料金プランを変更
・使う分だけ請求
・全ての機能を使える
これがあるべきだよね、ということで今まで数十万円していた料金プランを数分の1の料金へ変更しました。
短期的に売り上げが下がるんだろうなと思いつつ、より導入しやすいツールになるために大胆な意思決定を行いました。
この意思決定も後押しして受注率が40%になりました。
今後さらに機能をアップデートするABテストやヒートマップやWeb接客など、そもそもPV(ページビュー)に対して料金請求が妥当なので、固定ではないよなという違和感を正しました。
ちなみに今後LPやWebサイトも作れるようになるのでご期待ください。
4期の展望
何十年も人力で行うWebマーケティングの雑務にdejamで終止符を打ちたい
3期はdejamが相当いいプロダクトに仕上がり、本当にLPOに関してはdejamだけで十分になりました。
dejamはマーケティングDXツールです。なのでこの先進めなきゃいけないことは「LPの自動生成」「LPO業務自体の自動化」というユーザー接点の効率化、更には集客側(ex.広告運用)へのバリューチェーンの強化です。
なぜこんなにも多機能なことに拘っているかでいうと、そもそもツールの併用がある限り、雑務が絶対に発生するからです。
例えばエクセルで企画書を作ってしまうと、
・エクセルファイルの共有
・エクセルを用いた会議
・エクセルのフォルダへの格納
・バージョン違いのエクセルから本物を探す
などパッて書くだけでもこれらの業務が容易に想像されます。
ここに分析やABテストなどの業務を入ってくるとあら大変。
情報共有のための資料作成や会議がやまほど増えてしまいます。
仮にWebディレクターを雇うのに1人月が40万円としましょう。雑務で半分もっていかれたら20万円も無駄なわけです。
昨今Web人材が不足している中で、せっかく採用しても価値を出せていないのは勿体なさすぎる。
副業人材を活用しても同様です。しかもコミット時間が少ない関係で、思ってたほどアウトプットを出してくれなかった、なんて声もザラに聞きます。
これは人のスキル云々の前に、そもそもの業務フローもとい仕組みが悪いのが問題です。
なのでここの非効率をdejamでまずは効率化し、自動化までもっていきます。
多機能ツールの開発が難しいのは単純な機能追加だけだと、ただ単に使いにくくなるところにあります。
1機能だったとしても改善すべきことが多いのに、機能を追加していくということは単純な作業量、検討すべきことがかなり増えます。
シームレスさを担保するには鳥の目でプロダクト価値(弊社だとマーケティングDX)を定義しながらも、ユーザーの行動を先回りし、ユーザビリティのいい状態にしなければいけません。
これはおそらく簡単なことではないですが、弊社では比較的うまく出来ている方だと思っています。
めちゃくちゃ黒字化すること
エクイティでの調達がマストではなくなってきたので、この際めちゃくちゃ黒字化してみようと思います。融資のご相談をさせていただく中で、このフェーズになってくると創業融資と違い結構な金額も検討いただけるようになりました。
もちろんエクイティでの調達で資本が分厚い方が借りやすいのはその通りです。
ただ大量に資金調達したとして、そんだけのお金を一気に使えるのか?という観点で目先はあんまり使わなさそうだなぁという所感です。
組織規模を2倍(あわよくば3倍)にすること
まぁ前提まだまだ少数精鋭なので2倍って言ってもたかが知れているんですけど。
とは言え、毎月何十社とご導入いただいている企業が増えていること、新規に開発する機能やアップデートしないといけない機能がまだまだあること、普通に人手が足りてません。
このあと採用枠を記載するのでご興味あれば是非ご連絡ください。
※業務委託、正社員のみの募集です。マッチングサービスなどのご紹介はいったん大丈夫です。
募集要項
弊社の組織は「ビジネスプロデュース本部」「システムディベロップ部」という構成になっています。
過半数がリクルートやサイバーエージェント出身だったり、EYストラテジーアンドコンサルティングやデロイトトーマツなど外資コンサルティング出身のメンバーもいるので、業務上の小さなストレスは少ないかと思います。
あと亀や蛇や犬や兎など非常に多様性に溢れております。オフィスは一軒家ですので、まずはお気軽に遊びに来てください。
今期は特に集客サイドの機能(ex.広告の自動最適化、入稿システム)を作るので広告代理店でのキャリアがあれば熱烈歓迎です。
連絡はTwitterでもHPに問い合わせいただいてもOKです。
Twitter : https://twitter.com/mrshoritv
HP : https://leango.co.jp/contact/
ビジネスプロデュース本部募集要項
ビジネスプロデュース本部の業務
・dejamの活用方法の提案
・オフィシャルパートナーへの支援
※売上向上や運用定着にコミットするコンサルティングという弊社独自の業務です
必須
・自己研磨できる
・建設的な議論ができる
・コミュニケーションにストレスを感じない
あればなお良し
・Webマーケティング業務に従事した経験
・大規模案件のコンサルティング実績
・定量的な実績
・自分が主体としてやり切った自慢できる実績
・Figmaを使える
合わない人材
・動物が苦手
・確動性がない
・変化できない
・自己評価と他者評価にズレがある
給与:現給与と相談
システムディベロップ部募集要項
システムディベロップ部の業務
・dejamのシステムを改善
・dejamの新機能を実装
職種名:フロントエンドエンジニア
契約形態:正社員/業務委託
給与:現給与と相談
概要:dejamの実装業務
勤務地:東京都(フルリモート可)
開発言語:vue.js(Nuxt.js) ,TypeScript
プラットフォーム:GCP
データベース:Firestore
職種名:UI/UXデザイナー
契約形態:正社員/業務委託
給与:現給与と相談
概要:dejamのデザイン
勤務地:東京都(フルリモート可)
ツール:Figma
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