仮名文字の面白さ
日本起源の文字「かな文字」
平安時代に漢字を簡略化し、
万葉仮名が生まれた。
その後菅原道長が遣唐使を廃止して
国風文化を推進し、小野道風が
和様書道を発展させた。
特に書道におけるかな文字で
私が面白いと思う点は
作品全体のバランスを見ながら
漢字を分解してひらがなにし、
分解したひらがなに別の漢字をあてたりすることができる点だと思う。
例えば
忍べ→しのべ→志のべ
といった具合だ。
漢字の成り立ちを学び、
漢字一文字で意味が伝わるというのも
漢字の面白い点だと思うが
こと書道においては見た目の字の形の印象が重視される。
正解、不正解で割り切るのではなく、
見た目こっちの方がいい感じだからこっちを採用っみたいな価値観が好き。
さらに
世の中を
欲の中と書いたりすると少し
熟語に奥深さが追加される。
二次元的な評価軸ではなく、
三次元、四次元的な深さを追加できるのが仮名の良いところだと思う。