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うまくいかない日は

今日は美術館に行こうと決めてた。
観たい展覧会があったから。

そんな朝に限って大寝坊し、
次男は風邪気味で(大したことはない)急遽特別に(めったない)車で送迎して、いつもの朝のルーティンを大幅に逸脱しながらも、出かける用意をして家を出た。

駅に向かう途中、
ふと『今日は火曜日?え、定休日じゃないよね?』と不安になる。調べてみたら残念!
案の定定休日じゃないか。

マジかぁ↴とがっくりしながら、
歩を進めるべきか、
引き返すべきか、
忙しく考える。

とりあえず郵便局に行く用事があったので向かうことにする。

そう言えば家を出たはいいが、
何故か今日は久しぶり履いた革靴のつま先が痛い。被るつもりで用意してたはずのベレー帽が見当たらず、仕方なくニット帽を被ったけど、何となく心地が悪かった。
朝から腰も痛いし、そもそも大寝坊で朝から何となく整っていなかった。

これは出かけるなということか?

郵便局の用事を済ませた頃には、
気持ちを切り替えて家に帰ることにした。

予定が狂ったけど、
用事は済ませれたし、
帰ってからパンを焼こうか?
お菓子を作ろうか?
読みかけの本も読みたいし、
まとめてごはんを作っちゃうのもいい。
勉強もしたいし、
家事をゆっくりするのもあり。
美術館は来週リベンジしよう!

そんなことを考えてると、
だんだん楽しくなってきた。

何かハプニングが起きた時、
柔軟に考え、
それもまた楽しめる人になりたい。
それを子供にも教えたい。
特に長男は切り替えが下手くそ。

昨夜も就寝時間直前に、
おやすみタイマーが働いて、
ゲームが途中で切れてしまった。
どうしてもゲットしたいアイテムがあったようで、わたしに数分延長を頼んだのだが、延長したが間に合わなかった。

それから長男は、
いったん状況を飲み込んだが、
(これはえらい。以前はできなかった)
やっぱり悔しくて布団で暫くしくしく泣いてた。

『小6男子がたかがゲームくらいで泣く?』

って思ったが、
いや、彼にとっては大事なことだったのだろう。(前のわたしなら一刀両断だったw)

『起こってしまった事実は変えられない。
今からどうするかじゃない?
またやればいいじゃない?』

そう言ってみるが、
彼には届かない。

『もう一生出ないアイテムだった』

そう長男は言う。

『一生出ないって100%出ないってことだよね?100%なんかこの世に存在しないよ』

こうも言ってみたが、
やっぱり今は届かないし分からない。

そりゃそうか。
ショックを受けてるときは、
どんな声も入ってこないね。

だけど文句を言ったところで、
愚痴ったところで、その言葉は自分に返ってくるだけだし。脳は主語を認識できないからね。

だけど、わたしが長男に何かを言って変えることは難しい。
わたしの子供だけど人格は別だしね。
今まで愛情が故、色々言ってきたが、それは伝わらないことも多いなと感じてきた。
言葉で無理矢理変えようとするからだ。

言葉は言霊というように、
上手く使わないと。
慎重に使わないと、
それは時に呪いになる。

なんだか話が逸れてしまったが、
だからこそ自分が背中を見せる必要があると、ようやくその意味が心に染みて分かってきたところだ。
(遅いですね、、すみません)

だから、
どんな時もまずはわたしが楽しんでみる。
予想外の出来事や、
望まない事にぶち当たった時、
事実を受け入れて、
それからどうしたら楽しくなるか?
って、
頭やわらかくして、
しなやかに生きたい。

そうすることで、
子供たちにも良い影響をもたらすと信じてる。

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