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何も考えてない

テレビでバラエティを見ていると、芸能人が健康診断を受ける番組の企画があったりする。
あれって健診の費用は番組がもつんだろうか。ギャラから引かれるんだろうか。早期発見できていいなあ。検査項目うちの病院よりしっかりしてる。大腸カメラは嫌だな。胃カメラもつらい。
カップ麺を食べる途中、そんなことを考えていた。

つまり、何も考えていなかったということだ。
頭が動かない。「首が回せない」の意味ではない。ぐわんぐわん回る。目眩が起きるけど。痛いけど。
「思考がはたらかない」の意味である。さっきもぼーっとしていて、煎れたばかりのコーヒーをシンクに捨てた。あかん。


なんでこんなにぼーっとしているんだろう。
元々そこまで「ちゃんとした子」ではなかった。それが精神的にバランスを崩してから、更にひどくなった。もはや僕は、ちゃらんぽらんである。「ちゃらんぽらん」って久しぶりに聞いたし書いた。

運動習慣があったほうが頭がはたらくのではないかと思い、筋トレなどを取り入れてみた。すると、どうだろう。疲れてぼーっとする。体力のなさも相まって、さらにひどいことになってしまった。
疲れから寝込んでしまう日さえある。布団から天井を見上げる。もう僕は死ぬのかもしれない…。ならばせめて日向坂46のみんなに会いたい。丹生ちゃん、丹生ちゃんに会わせてくれ…。いとうあさこさんにも会ってみたかった…。

こういう妄想だけはきっちり出来る。そうしてるうちにちょっと回復する。

おそらく僕の脳は、創作活動と妄想においてのみ活動するように進化(もしくは退化)したのかもしれない。その結果普段がちゃらんぽらんと化した。

普段のちゃらんぽらん。例えば、
コンビニでポイントカードだと思って、ずっと診察券を出していた。
買ったものをエコバッグに詰めて、エコバッグごと忘れたこと。
携帯をつないだ充電器をコンセントにつながず、朝になってびっくりした。
出かける前に3回顔を洗った(あとで洗濯するときにタオルの枚数の多さで気付く)。

振り返ってみると、僕はもうだめなのかもしれない。
丹生ちゃん、あさこさん、僕を助けてくれ。
………書いてて、ほんとに何言ってんだろうって自分で思った。
でも、冗談を抜きにして、誰か助けてはくれまいか。


実は「何も考えていない」のは、創作に入る前にも言えることで。
note編集画面を開くと、それまで考えていた短編のアイデアは綺麗に消えてしまうのだ。
その代わりに、居酒屋でも消化不良になりそうな馬鹿話が、次から次へと浮かんでくる。友人がXXXXXXXしたときに、XXXXがXXXXXXXだった話とか。健全な話、創作した話は一時的にどこかに行ってしまう。帰ってくるまで10分はかかる。変態なのは自覚しているが、ここまでだとは…。
アイデアが帰ってきてから、僕の創作は始まる。そこからは意外と早い。終わった瞬間に、ちゃらんぽらんに復帰するが。


もしかして創作如何に関わらず、単にスケベなほうに頭がはたらいているだけなのではあるまいか。だとしたら、僕はまだ思春期だ。10代だ。テーンエイジャーだ。
…CDを「シーデー」、DVDを「デーブイデー」って言う人はいるけど、ティーンエイジャーを「テーンエイジャー」って言う人はいないか。

僕の頭よ。どうにかして早く通常運転に戻ってくれないか。読み返してみたけど、あんまり面白くないじゃないか。
創作の神よ、オラに力を分けてくれ!!

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