自分の自由と相手の自由
皆さん、こんにちは!
フリーライターのユリです。
前回更新した「「受け入れられない私」を受け入れる」ではたくさんスキをくださってありがとうございます♪
他の記事でもスキもありがたく嬉しいものですが、前回の記事は更新してからすぐに多くのスキをもらえたのでびっくりしました…笑
今回は自分自身だけでなく「人と人の精神的な距離感」についてお話します。特にSNSなどに関してですね。
心理学的なお話ではなく、私が最近思っていることですので難しく考えずにお読みください♪
「普通」は人それぞれ
皆さんは「普通」という言葉をどんなふうに思い、使っていますか?
私はあまり「普通」という言葉を使わないように気をつけています。というのも、人によって「普通」という言葉の意味は異なると思っているからです。
宗教や文化が異なる場合はもちろん、同じ日本人同士でも些細なことで気づく「自分とは異なる普通」があります。
例えば…
友人とどこかへ遊びに行った後にSNSで、
「今日は楽しかったね!また行こうね」
と送ったとします。
このメッセージを送った人はすぐに連絡が来ると思っていましたが、待てど暮らせど連絡は来ない。
「嫌われたのかな?」「どうして連絡してこないの?」
不安やイライラがたまってきます。
そして思い切って相手に電話し何故返事をしてこないのか聞くと…
「え?私には完結した文章に思えたから返事しなくてもいいかと思った。私もすごく楽しかったよ?」
と言われて唖然とします。
1人は「どんな連絡でもすぐに返事をすることが普通」と思っており、もう1人は「急を要する連絡でない限りそこまで返事に拘らないのが普通」と考えていたのです。
私はメッセージを送った人のように「どんな連絡でもすぐに返事をすることが普通」と考える人間です。けれど、フリーライターになって色々な人とメッセージをやり取りするうちに「普通は人それぞれなんだなぁ」と考えるようになりました。
言葉はなくても絵文字などで感謝の気持ちを伝えてくれる人。
どんな小さな文でも丁寧に返事を返してくれる人。
遅くなっても必ずメッセージを読んで返事を返してくれる人。
「普通」は人それぞれ。このことに気づいてからは自分の「普通」を見直すようになりました。
大切なのは、
「自分のメッセージを受け取ってくれること」
今では返事の有無や速さに関わらず、メッセージを読んでくれたことに感謝するようにしています♪
そして、「すぐ返事を返すのが当たり前」と思わずに「返事が欲しい場合はどうやって伝えたらいいかな?」と考えることを心がけていますね。
人とのコミュニケーションが容易くなった現在。
簡単に連絡が取れる分、相手との精神的な距離の測り方を工夫する必要があると思うのです…。
相手の自由を考えよう
人は無意識に相手の自由を自分の自由と混同しがちです。
「普通」は人それぞれです。
つまり、誰かに対して行動することが「自分の自由」ならそれに応えることは「相手の自由」になります。だって、人によって思う「普通」は違うのですから。
親切にされたら相手を見て「ありがとう」と言う。
会った人には挨拶をして挨拶を返す。
言いたいことがあるならはっきりと言う。
など、昔から学校などで教わってきた「普通」はたくさんあります。けれど、これは相手の自由を考えていないものです。
相手を見て「ありがとう」を言う。
→シャイな人はできない。その代わり、頷きや表情で喜びと感謝を伝えてくれる。
会った人には挨拶をして挨拶を返す。
→顔見知りの多い街ならともかく、通行人全員に挨拶していたら不審者と思われる。顔見知りでも挨拶を返してくれるとは限らない。急いでいたり体調が悪かったりと様々な理由から挨拶できない場合もある。
言いたいことがあるならはっきりと言う。
→シャイな人だけでなく、相手と穏やかに過ごしたいと思っている人ははっきりとではなくやんわりとした言葉を使う。
このように、「相手の自由」を考えると時と場合によっては教えられてきたことが正しいとは限りません。
「相手の自由」を考えるとストレスが減る
「相手の自由」を考えることは自分にとっても大きなメリットがあります。
「自分の普通」「自分の自由」ばかり考えていると、
「どうして応えてくれないのか」
「私のことなんてどうでもいいのか」
「すぐ返すのが普通ではないのか」
などとイライラしたり不安になることが多いです。
しかし、「相手の自由」を考えるようになると、
「ああ、今忙しいんだな」
「そういえば、前も返事が途切れたけど嫌われたわけじゃなかったな」
「遅くてもいつか返してくれるだろう」
と心に余裕ができて楽になります。
時間は有限です。ならば、できる限りストレスフリーで過ごしたいですよね。
だから、私は「自分の自由」と「相手の自由」を考えることを心がけています。
コミュニケーションが円滑に進むだけでなく、ストレスも減る。
一石二鳥ですからね!
実践するのはそれほど難しくありません。
必要なのは「観察」することだけ。
相手の考える「普通」を見極めるようにすればいいのです。
どれくらいで返事がくるか。
苦手なことはあるか。
話すときどんなふうに話しているか。
相手を理解しようとすれば、「相手の自由」と「自分の自由」をうまく取り合わせることができます!
・返事を欲しいと思うなら、文章にその旨を書いて送る。
・逆に相手が返事を求めているなら、絵文字でもいいから返事をする。
・誰かに会って挨拶をしたけど返事がない場合は「自分は挨拶をした!えらい!」と思う。
など…。
自分に無理のない範囲で行ってくださいね!
「自分の普通」ばかり押し付けるのも問題ですが、気を遣いすぎるのも問題ですから。
人は辛いと思うことがあったり、悲しいことがあったりすると心に余裕がなくなり自分のことばかり考えてしまうものです。私も自分のことばかり考えている時は大抵余裕がありません笑
けれど、ふと「相手の自由」を考えてみると意外とストレスが減るものです。「自分」と「相手」は違う人間なんだと実感するというか…。
皆さんもよければ、「自分の自由」と「相手の自由」を考えることを心がけてみてくださいね♪
皆さんが心穏やかに過ごせますように…。
ユリ