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心の調子を崩して最初に思っていたこと。


私は長時間の実験と研究室環境に適応することができなくて、無理をし続けた結果、うつになってしまった。この時のことはまた後で書くとしてその直後のことを書いてみたいと思う。


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あの頃、夜9時くらいに実験室で泣いたこともあって、あ、ちょっとこれはまずいなって思ったような気がする。しかし、その時はまあ何とかなるだろうと思っていた。

私の場合、最初はトリガーとなる出来事があった。そのあと体が急にずしんと重くなった気がした。ほんとに初めての感覚でその時はよく分からなかったけど体を動かすのにエネルギーを必要とするような感覚があった。

当初はどうしてこうなったのか、どうやってなんとか研究室を続けるか、どうして自分だけが上手く研究室でやれなかったのか、、というようなことが頭の中をぐるぐる回っていた。とてもじゃないけど休養が必要だと分かったので1週間以上研究室の休みをもらった。

休みの間はもう記憶も薄れているがずっと寝ていたような気がする。とりあえずそれから時短にしてもらって研究室に通ったけれどそれでも泣きながら往復する毎日だった。


それからしばらくして大学にあったカウンセリングと医者に通うようになった。最初は医者に通うのも拒否していた。自分がそんな状態にあると思いたくなかったし、心療内科というものがどういうものか分からず当時は怖かった。それでも治りたい早く良くなりたいとの思いで病院に通うことになった。最初は処方される薬も、どう効くのかと(知識がないので)びくびくしていたけれど、少量ずつもらうと少しは楽になった。


とにかく研究室をやめまいと必死だった。周りには迷惑かけ通しでやり切れない気持ちだったしとにかく辛かった。友人には体調が悪いとだけ言ってあったが、みんな忙しいしそれどころじゃないだろうと本当の気持ちはほぼだれにも言えなかった。あの時は頑張れないのは自分のせいではないかと思っていたけれど、今考えるとうつっていうのは頑張ろう頑張ろうとして無理した結果、体が休みなさいと言っているサインなので、ほんとに甘えているひとはならない状態じゃないかと思う。





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