weaverさんの記事を読んで~教育を考えてみた


weaverさんのつぶやきを拝読し、
学校の先生とお見受けしました。
うちの息子は大学生で、ただ大学に行くだけでは行かせられないとの条件をつけたところ、教員免許をとると言ったので、大学に行かせています。
学校の先生になるのかどうかはわかりませんが、母として少し気になり、weaverさんに質問してみました。以下です。

(問)
うちの息子、教員課程とってますが。。保険的要素みたいです。因みに、モンスターがなくなれば、働きやすいですか。
子供の質的傾向はどう受け止めてらっしゃいますか?

(返答)
緑葉さん、毎度ありがとうございます。子どもの質的傾向についてですが、モンスターはペアレントだけではありません。
デジタル時代の進化とともにモンスターはさらなるモンスターを生みだしているように思います。
任校の副校長は珍しく人格者でしたが、数か月間夜の7~9時まで部活に関する父親の苦情に対応していて、聞いているこちらの胸が痛くなるほどでした。モンペがいなくなっても子どもの心は確実に弱くなっており、不登校はみなさんが考えているよりはるかに多いです。

と、いち教員の言葉をいただきました。
思った通りの回答で。

子育て真っ最中の私。
教育にとても感心があります。
そして、この今の教育制度に疑問を持ちかけています。

長男については、夏休みにダラダラしていて、口ばっかりの人間だったので、大学の授業料を投資するだけの費用対効果が見られない、後期授業料は払わないと伝えました。

注)大学卒業資格が欲しいだけで、明確な目的があるわけでもない息子なので。
そして、頑張って、無利子の奨学金を得つづけたら残りは責任をもつとの話の前提です。

色々愚痴っていたようです。自分の周りは授業料当たり前のように払ってもらっている、小遣いや一人暮しのお金も。それが普通ですよね、と。

息子からその話をされ、
以下のように伝えました。

お母さん、偏差値教育に疑問もってるねん。
今までは高度経済成長で日本も元気があって、世界に誇れる会社がいっぱいあって。昔は皆大学へ、でもなかったし、学校の勉強頑張ってたら、一部上場の会社入れたけど。
年功序列で終身雇用、嫌でも頑張れる要素があって。
今の日本は元気な会社少なくなってしまって。
外資に圧されてる。そんな中で、学校の勉強頑張ってたって、あんまり意味ないんちゃうかなって。外資に就職したとしても、自国の国の人間の方を引き立てるやろし、生き残るには、人間力と精神力、語学力が大事やと思ってんねん。だから、それを考えて欲しいねん。

学校の勉強だけで生き残るんやったら、あんた真面目やし公務員が向いてるよ。そして、この国がある間は食べていける。

そのように伝えました。
息子は、今は休みなく学校とバイトに明け暮れて、きついきついと言ってます。

お金を稼ぐ重みを知って欲しい。
雇われるところからのゼロスタート。
一番しんどいところ経験して、時給を稼ぐためのなんでもいいバイトじゃなくて、人生の半分以上過ごす場所は自分にあった場所にして欲しい。じゃないと生きることに苦痛しか感じない。間違いなくお母さんの生きた時代より生きづらい世の中になるから。

この思いをいち意見として教育に携わる方々へ伝えたい。

学校の先生も、教えるじゃなくて、教えなさいで教師やっているような気がします。
自由度が少なくなった気がします。
働きづらいだろうなと。
私の時代は先生に結構な裁量が与えられていて、今日は郊外学習とか自習しといてとか。
先生がイキイキしてた。
子供のために一生懸命やった。
いつからこんな風になったんかな。

自分の権利を主張する人が増えてきた。
皆が豊かになってきて、自分が1番じゃないと気が済まへんような人が増えてきた。特に狭い身近なコミュニテイー間でほど。

羨ましいな、頑張ろうという鼓舞が
いつの間にか
なんで自分にはないの?の卑屈へと
変わってしまっているような気がする。

聞いた話。
親が先生の学歴をリサーチして子供に伝え、子供が先生の学歴を馬鹿にするという話。
学校の先生には、偏差値だけじゃなく、人間的豊かさが求められる。
教員採用試験を受け合格しているのだから何も恥じることはない。
息子の先生。
国公立に失敗して、家庭の事情で浪人できず、俗にいうFラン大学で上位を狙い奨学金制度を使って出ていることを、コンプレックスだと言っていた。
私は、自分の夢を手に入れるために、その時にある材料の中から考えて進んだ道を素晴らしい選択だと伝え、先生が先生であることを感謝しますと伝えた。

私たち保護者は、少し考えなければならないと思っています。
先生は聖人君子じゃないけど、先生として人生の先輩として、良くも悪くも学びを得ることの出来る大人なんだと。
保護者として意見すべきはあっていいし、言わなければならない時もある。
でも、その時は双方の言い分を理解した上で俯瞰した立場でありたい。

そして、先生の質の低下の話も良く聞こえてくるが、そこは、教員採用試験の課題であると捉えている。

どうか、この国の子供達が大人になっても有意義に過ごせる人生でありますように。
子供の生きる力を伸ばしてやれる教育でありますように。



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