素顔の魅力に迫りたい!現役大学生が行くドイツ旅行記
みなさんは「ドイツ」と聞いて、何をイメージしますか?
ビールやソーセージ?それともサッカー?
中世の古城を思い浮かべる人もいるかもしれませんね。
今回は、一般的なドイツのイメージから少しだけ離れたものをテーマにして、私が実際にドイツを訪れたときの経験をもとに、その素顔や魅力に迫っていきたいと思います!
みなさんもぜひ想像力をフルに働かせて、行った気になってみましょう!
甘さ控えめなケーキがおいしい!カフェの魅力
私はカフェ巡りが好きで、ドイツでも何度かカフェに足を運びました。
街の小さなカフェでも種類豊富なケーキを置いているお店が多く、どれもとってもおいしそう!
私が実際に食べてきた感覚としては、ドイツのケーキは見た目のわりに甘さが控えめなものが多く、くどくないものが多かったです。
生クリームがふんだんに使われたケーキでも飽きずに食べられる、あっさりとした味でした。
またフルーツを使ったケーキも多く、おすすめはリンゴのケーキ。
こちらのケーキは表面のザクザクした食感とリンゴのしっとり感がしっかりとマッチしていて、紅茶との組み合わせも最高。
歩き疲れたときのおやつの時間に食べると、なんだか疲れが癒されるような気がします。
実はドイツは紅茶もおいしいんです。
一般的にドイツ人はコーヒーを好んで飲むようですが、紅茶専門店に入ってみるとその銘柄の多さに圧倒されます。
ドイツの紅茶は香りが豊かで渋みが無いので飲みやすく、それでいて味の主張が激しくないので甘いお菓子との相性が抜群に良いのです。
紅茶というとどうしてもイギリスのイメージが強いですが、ドイツの紅茶もおすすめですよ!
私のお気に入りはこちらのアールグレイ。
日本で飲むものよりもフルーティーな味と香りがします。
砂糖をいれなくても自然な甘さがあるので、紅茶独特の渋みが苦手という方にもおすすめです!
私はアールグレイが好きでよく飲んでいるのですが、これは今まで飲んだどの茶葉よりもおいしくて、気絶しそうになりました(笑)
思わずカップを二度見しましたね・・・。
ちなみにこのアールグレイはEillesというお店で買ったのですが、なんとこのお店は、かつて南ドイツの大部分を治めていたバイエルン王国の王室御用達だったとか。
私はこのことを日本に帰国してから知ったのですが、そのおいしさに改めて納得しました。
そりゃおいしいわけだ・・・!
古城や大聖堂もきれいだけど街の教会もすごい!
ドイツというと、よく中世の古城や大聖堂などが取り上げられますが、街の比較的小さな教会も必見です!
ドイツ南部の都市、ミュンヘンの旧市街でお店が立ち並ぶ大通りを歩いていると、その並びの中に突然天使の彫像や金の飾りがあしらわれた立派な建物が現れます。
こちらはアザム教会。
17世紀に建てられたバロック様式の教会で、金色をふんだんに使った眩いばかりの美しい内装に思わずため息が漏れてしまいそう。
奥のステンドグラスからは外の光が差し込み、教会内を美しく照らしています。
この写真には写っていないのですが、壁全体に絵が描かれており、その迫力は圧巻です。
バロック様式とは17世紀~18世紀のヨーロッパの美術作品や建築物によく見られる様式で、建築の場合はこの教会のような豪華絢爛な装飾が特徴。
ミュンヘンは大都市なので、「街の教会とはいえ大きいんでしょう?」と思われるかもしれませんが、この教会は他の建物と繋がるようにして挟まれているので、奥行きは少しあるものの幅がかなり狭くなっています。
こちらは私が滞在した南ドイツのバイロイトという都市にある教会です。
バイロイトはそれほど大きい都市ではないのですが、この教会はミュンヘンのアザム教会と比べるとかなり大きく、内装はシンプルですが祭壇には立派なイコン(キリスト教世界での出来事などを描いた絵)もありました。
アザム教会もバイロイトの教会も観光名所になっているようなところではなく、地域の人々に寄り添う形の教会です。
このような教会に立ち寄るのは少し勇気がいるかもしれませんが、見学しても大丈夫なようであれば見てみるといいかもしれません。
日本ではあまり見ることのない、キリスト教に深く根ざしたドイツの文化を垣間見ることができます。
もちろん、写真を撮ってもいいかどうかなど、決まりやマナーはしっかり守りましょうね!
「実際どうなの?」ドイツの言語事情
さて、英語圏以外の国に行くときに気になるのが、やはり使用する言語についてですよね。
その国の言葉を話すことができれば問題ありませんが、それができれば苦労しませんよね・・・。
かくいう私もドイツにはドイツ語学習のための研修で行ったのですが、まだネイティブスピーカーの人と話したこともなく、まとまった文章を会話で伝えることができなかったのです。
そこで知りたいのはドイツの人に英語がどの程度通じるかどうか。
結論から言うと、ドイツで英語は大体の人にちゃんと通じます。
お年寄りには時々、「英語は話せなくて・・・」という方がいますが、私がドイツで話した人はほぼ全員英語を話すことができました。
というのも、ドイツ語と英語は「親戚関係」にあって、同じ「ゲルマン語派」という言語の系統に属しているんです。
そのため文法もよく似ていて、単語も同じつづりで読み方が違うだけというものが多く、ドイツ人で英語を話せる人はかなり流暢に話すことができるのだそう。
またドイツはヨーロッパの国ですから、日ごろから英語を使う機会が多いようです。
こちらが外国から来ているとわかっているときは、会話をする前にドイツ語と英語のどちらで話したらいいかを聞いてくれる方もいました。
でもやっぱり、あいさつくらいはその国の言葉で言ってみたいですよね・・・!
あいさつは人と出会ったときに、一番最初に交わす言葉。
私たちも自分の国の言葉であいさつをしてもらえると、「この国に興味を持ってもらえてるんだな・・・!」と少し嬉しくなりますよね。
ということで、これだけ覚えておけば大丈夫!というドイツ語のあいさつを、シチュエーション別にご紹介します。
①時間に合ったあいさつ
・Guten Morgen(グーテン モルゲン):おはよう
・Guten Tag(グーテン ターク):こんにちは
・Guten Abend(グーテン アーベント):こんばんは
②時間に関係なく使えるあいさつ
・Hallo(ハロー):やあ
・Grüß Gott(グリュース ゴット):こんにちは(同じドイツ語圏でも、南ドイツやオーストリアで使われるあいさつ)
③別れるとき
・Tschüs(チュース):バイバイ
・Auf Wiedersehen(アウフ ヴィーダーゼーエン):さようなら
④お礼を言うとき
・Danke schön(ダンケ シェーン):ありがとうございます
(同じ意味でもVielen Dank(フィーレン ダンク)と言ったり、もっとフランクにDanke(ダンケ)と言ったりもします)
だいたいこのくらい覚えておくと大丈夫でしょう。
しかしドイツ語は単語が長いので、「こんなに覚えられない・・・」という方もいるかもしれません。
そういう方は②の時間に関係なく使えるあいさつと、④のお礼を言うときのあいさつだけ覚えてみるといいかもしれません。
忘れてしまったりわからなくなってしまったときはもちろん英語を使っても大丈夫ですし、何より大切なのは相手に聞こえることです。
お店に入った時や会話を始めるときには、勇気を持って声に出してみましょう!
今回は、「行ってみないとわからない」ドイツのことについてお話ししました。
どの国や地域にも、実際そこに行ってみなければわからない魅力がありますが、その魅力が少しでも伝わって、ドイツに興味を持っていただけたら幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Tschüs!