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はじめにのドラフトを書きました // 結果を出す人は知っている「感情を力にする訓練」

ビジネスの問題は全て感情が引き起こしている。
感情の仕組みを知らずにビジネスの課題解決はできない。

テキサス本願寺 僧侶 釋 鏡宣


なんにも思い通りにならない理由

「明日、仕事に行きたくない。。。」
「なんにも楽しい事がない」
「仕事も人生もなにもうまくいかない」
「キラキラしているあいつが妬ましい」
「あいつを羨ましがらせたい」
「お金がもっと欲しい」
「あの判断を間違えなければ、、、悔やんでも悔やみきれない」
「今日も飲んで全て忘れてしまいたい」

やめられない缶ビールを飲む日曜の夜、面白くもないのに惰性だけで携帯でSNSを見ながら、終わらないイライラとモヤモヤを抱えた無意識の自問自答をしてしまっているあなたに伝えたい事があります。

あなたが思い通りにならない理由は、あなたの「感情」が原因です。

あなたの「感情」が、あなたの気分を決め、思考を決め、行動を決めてきました。そして、そうやって今までに決めた行動が、残念な目の前の現実を作っているのです。

「感情」はほとんどが無意識で、意識できたとしてもコントロールするには相応の訓練が必要です。なので、少しばかりの決心だけではどうしようもありません。頭では十分に分かっていても、無意識の「感情」がブロックとなってコントロールできないことだらけなんです。ダイエットやジョギング、筋トレ、禁煙、禁酒、禁欲などなどの数々の失敗で、あなたにも身に染みるほど覚えのあることだと思います。

社会人人生の時間の殆どを占める仕事で結果が出せない理由も、当然ながら「感情」です。頭では必要だと理解できていても、理論的には理解できていても、「感情」が邪魔して思い通りの行動が出来ていないのです。

大勢の人の目が気になり恥ずかしくて躊躇する、
経験がなくて失敗が怖いから避ける、
妬ましい同僚に意味のない邪魔をする、
理由のない嫌悪感から攻撃してしまう、
認めて貰えない悲しみで放心する、

そんな思い通りにならない行動を重ねてしまうのが人間です。

そうやって今までも無意識の「感情」が理由で失敗してきたんです。
これからも、残念ながら同じ様な「感情」に邪魔された失敗を繰り返していくのです。

そして、そんな自分に感情的でネガティブな自己評価をしてしまいます。だから、そこから抜け出せない「感情」が連鎖する泥沼に沈んでいくのです。

感情の動物である人間には避けられない、とても悲しい現実です。


Poopな感情

「感情」とは、止めたくても止められない排泄物のようなものです。生きるために必要な生理現象で、生きるためには大切な行為なのです。なので、生理現象であると受け入れて、どうしても排泄してしまう「感情」を許して清潔に流していくことが大切です。

ただ、とても残念なことに、人間は「感情」を排泄して生きていることを自覚してない人だらけです。そして、「感情」で自分や友人や社会を汚していることも自覚していません。ただ、無意識に自分を正当化しようと「感情」を隠したり溜めたりしてしまいます。

溜めるだけならまだ良いのですが、殆どの場合、それから他人に撒き散らすようにもなります。撒き散らされて被害にあった人も、最初は我慢して掃除しようとするのでしょう。しかし、限界に達すると撒き散らす側に加担するようにもなります。そんな感情を撒き散らしあい、汚れにまみれた大人だらけです。そして、掃除することも諦めて、排泄物にまみれて溺れてしまうのです。

多くの人が自覚していませんが、そんな感情で汚された社会に生きているのが我々の現実です。そして、そんなどうしようもなく汚した社会で生きているあなたに、私はこの本を書きました。


感情を力にする訓練

この本で伝える訓練に取り組むと、あなたは止められない「感情」を許して、汚れを流して清潔を保てるようになります。つまり、感情のトイレトレーニングです。

何千年も人類が取り組んできた実績がある、そして現代科学的にも実証された訓練です。

生存本能が生み出す「感情」は手強いので、すぐには許して流すことは難しいかもしれません。特に、長年溜め込んでこびりついた「感情」を許すには、相当な訓練を積む必要があります。何度も諦めたくなることも、諦めてしまうこともあるかと思います。

しかし、この本で伝える訓練は裏切りません。
何度も失敗しても、何度も諦めても、いつでも訓練を再開することが出来ます。訓練を再開する限り、間違いなくあなたは「感情」を許して流せるように成長していきます。いつでも、いつからでも、どこからでも、なんどでも大丈夫です。

止めることはできない「感情」を許せるから、社会の「感情」の泥沼から抜け出せるようになります。「感情」の泥沼に溺れる事がなくなれば、自分や社会に本当に大切な行動を思い通りに選択できるようにもなります。

つまり、無意識の「感情」を許して、意識的に「感情」をエネルギーとして活用することができるのです。それは、心から望む行動は自分には実現できると確信できる「感情」である『自己効力感/エフィカシー』を高めることです。

自己肯定感と良く似た言葉ですが、過去や現状を肯定する感情ではありません。これからの未来の可能性を、根拠がなくても確信するのが『自己効力感/エフィカシー』です。

今は実現方法がわからなくても、実現できるに違いないと根拠なく自分の未来の実現能力を信じ切れる「感情」です。 自分の可能性を知って挑戦できるエネルギーの源泉だと言えます。

よく間違えますが、身のほど知らずな自信過剰なことではありません。
自信過剰な人は、現状をありのままに受け入れることができていません。現実を都合よく誤解して、達成までのギャップが少ないと感じている状態です。

『自己効力感/エフィカシー』とは、現状をありのままに受け入れています。その上で、どれだけ現実的でなくても心から望む目的を実現できるといった自己評価をしている状態です。

そして、一人ひとりの自己効力感は仲間や組織につながると、『集合的効力感』となります。『集合的効力感』は、ビジネスの戦略の実行力と結果につながります。


今がその時

日本を飛び出してアメリカでもグローバル・ビジネスマンとして15年生き残ってきた私自身が実践してきた、科学的根拠のある「感情を力」にする訓練をお伝えします。

何千年も鍛え磨かれてきた仏教が背景にあり、仏教国である日本で育ったことを強みにできる訓練です。

何千年もの歴史が研ぎ澄ましてきた、とても奥の深い訓練法です。
その奥深い訓練法の中から、現代に生きる私たちが今すぐに取り組めて、今すぐに結果につながる効果的な3ステップを独自に厳選しました。

1. 基礎体力をつくる呼吸法
2. 自分を許すセルフ・コンパッション
3. 感情を力にするビジョン念仏

これらの取り組みは極めてシンプルですが、歴史が実証してきた訓練であり、科学的な根拠もある取り組みです。

「感情を力」にする訓練に取り組めば、あなたも自己効力感を高めることができます。そして、自己効力感が支えとなる弛まない行動によって、「現状を超える」仕事や人生の結果につながります。

取り組もうかと思われた今がその時です。
あなたにとっても、「自分が変わり世界が変わる」ことを実感する機会になれば幸いです。

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