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私のライフワークと私のビジョン
こんにちは。LEBEN CAREERの大坂谷です。
パーソナルコーチングやコーチングスクールをやっています。
今回は、私のライフワーク(コーチ)をテーマに綴ります。
もし最後まで読んでくださるという貴重な方がいらっしゃれば、今から3分ほどお付き合いいただければ幸いです。
では早速始めます。
まずは、私の生業である「コーチ」という仕事が、どういった仕事なのかを綴ります。
❚ コーチとは
コーチ、そしてコーチングとは、どのような存在・役割なのでしょうか。
ググるとそれらしき説明はいくらでも出てきます。ここでは敢えて、ある例え話(実話)を使って解説したいと思います。
【あるアメリカの小学校での話】です。
あるアメリカの小学校で小さな出来事が起こりました。
理科の授業時、実験用のねずみが逃げ出してしまったのです。
生徒が皆で大騒ぎして探し回りましたが、ねずみは見つかりません。
授業を担当していた女性教師がこう言います。
「みなさん静かにしなさい、そして、教室の外に出てじっとしていなさい」
そう言って皆を外に出しました。
先生は、ある一人の生徒を呼びました。
彼は目の不自由な生徒です。
先生は彼にこう言いました。
「ねずみを探してみてくれるかしら」
その生徒は先生の依頼にこう答えました。
「ハイ、わかりました先生」
こう言って、彼は耳をすませてねずみを探し始めました。他の生徒たちはこう言います。
「先生、なんで目の見えないあいつにねずみを探させるんだい?」
どこに隠れたかもわからないねずみを、なぜ目の不自由な彼に、探させるのかまったくわかりません。
しかし目の不自由な彼は程なくして、逃げ出したねずみを捕まえたのです。彼は目が見えない分、耳がとてもよかったのです。
そのねずみを捕まえた少年の名は、スティーヴィー・モリス。
後に、
スティーヴィー・ワンダー
そう名乗る男です。
彼は現在、世界中で愛されているもっとも著名なアーティストの一人です。
目が不自由ではありますが、聴覚が誰よりも勝れていたことを先生は知っていたのです。
後にスティーヴィーはこの出来事をこう言っています。
『自分の持つ能力を先生が認めてくれたそのとき、新しい人生が始まった』
先生は彼(スティーヴィー)に対し、「あなたにはこういう才能ある」そう伝えるでもなく、気づくように仕向けるわけでもなく、ただただ日頃から彼自身の可能性を信じて関っていた。
そのことが結果として、彼の才能や自信を最大限に育むに至った。
コーチはそういった存在であると、私は捉えています。
実際のコーチングでは、より能動的に働きかけますが主旨は同じです。
コーチングでは仮説としてビジョンや目標・ゴールは立てつつも、以下に挙げたようなプロセス(クライアント自ら、自律的に能力開発していく力)を伸ばすことに重きをおきます。
・自ら課題を発見し対策する力
・自らビジョン・目標を描く力
・自ら行動習慣を築き実行する力
・自ら思考や感情を整える力
・自ら資質や才能に気づき伸ばす力
その自律的な能力開発のその先の副産物として「トップセールスになった」「最年少マネージャーに就任した」「予定より3年早く起業できた」「自分のブランドを立ち上げた」「自信に満ち溢れた自分になれた」「◯◯の大会で優勝した」などの結果に繋がることが多いです。
プロセスに注目する理由は、中長期的に見たら結果的に成果の再現性が高まるからです(クライアントが「自己実現マシーン」になっていくイメージ)
では、どうしてこのコーチになろうと考えたのか、そのバックグランドも綴ります。ルーツは小学生時代にありますので、まずはそちらから書き進めます。
❚ 小学生の頃の夢
「宇宙飛行士になる」
幼稚園〜小学低学年の頃の私の夢です。
よく夜中に起き上がって、窓から夜空を見上げながら「僕は将来、必ず宇宙飛行士になる」と心のなかで言っていました。
学校から帰ると、従兄弟のお兄さんにもらった宇宙図鑑を眺めては「この目で宇宙を見たい」と毎日のように想いを馳せていました。
しかし、小学校2年生の頃、親戚のおじさん言われました。
「1つ上のお兄ちゃんは勉強も運動もできるのに、なぜ勇輝はできないんだ?」
すごくショックでした。
運動に関しては身体が物凄く病弱だったため、夜な夜な喘息の発作を起こしては母親におぶってもらい夜間診療で診てもらっているほどでした。
勉強に関しても、みんなと同じ授業を(比較的まじめに)受けているのにも関わらず、成績はいつもクラスで下から4〜5番目でした。
輪をかけるように、他の親族からも
「他の子は勉強ができるのに、なんでできないの?」
そう言われていました。
最初のうちは、周りの心無い言葉に対して「そんなことない、僕にはできる」と思っていました。
❚ 夢を諦めた出来事
さらに追い打ちをかけたのは、小学校2年のときの両親の喧嘩でした。
詳細は端折りますが、母が父(DVの傾向があった)にボコボコにされているのを目の前で見ていたにもかかわらず、助けることが出来ませんでした。
そして、あと母に
「勇輝、なんで助けてくれなかったの!!」
そう怒鳴られました(当時はトラウマになるほどのショックを受けましたが、いま思えば母もそう言わざるを得ない状況だと理解できます)
この出来事が決定打となり「周りの言うように、僕はダメ人間なのかも」と確信してしまい、どんどん卑屈になっていきました。
「僕には才能がないのかも」
「どうして僕はできないのだろう?」
「こんな僕が宇宙飛行士になれるわけがない」
徐々に「宇宙飛行士になる」という夢を語らなくなりました。
そして「夢なんてないから、どうせ勉強しても、運動を頑張ってもしょうがない」そう思うようになりました。
❚ コーチへの原体験
唯一の救いは、学校でした。
学校は毎日楽しく通っていました。
それは周りには物知りで面白い友達がたくさんおり、自慢できる人、尊敬できる人が多かったからです。
そんな生活が何年か続いて高学年になる頃、ある時、友達が悩んでいる姿を見てあることに気づきました。
「翔太くん(仮名)は、素敵な夢もあって素晴らしい才能と可能性があるのに、どうしてそんなことで悩むのだろう?」
そして、そう考えている自分を客観的に見て
「そもそも僕は才能がない分、人の才能や可能性に気づくという才能はあるんじゃないか?」
そう思いました。それに気づいてから「人のことを知りたい」と思い、独学で心理学を勉強しました。
ちなみに当時、衝撃的だった学びはこのフレーズ。
「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる」
耳にした方も多いかもしれませんが、当時は「確かに!」と相当驚いたのを覚えています。
実際、当時の私は「なぜ自分だけが」「生まれた環境が良くない」「なぜ誰も何とかしてくれないのか」と、ずっと被害者意識で生きていました。
しかし、
どんなに「両親に喧嘩をやめて欲しい」と祈ったところで、ある日突然、両親が喧嘩をやめるわけがないですし、「お前はできない」と言ってきた親戚のおじさんを恨んだところで、私の望む人間に変わるわけがありません。また、母親に怒鳴られた出来事も過去に戻って変えることもできません。
一方で、これから先の未来はすべて、一切手つかずで存在しています。
だからこそ、
「今まで、変えられないものを変えようとして苦しんでいた。これからは変えられることを変える努力をしよう」
そう決心しました。
それから少しずつ学び実践していくうちに周りの友人からも「実はこんなことで悩んでいて...」「他の人には言ってないんだけど、実は将来こんなことをやりたくて...」と、こっそりと途方も無い夢なんかを語られるようになりました。
もともと「宇宙」という未知のものを探求することに強い関心があったことと同じように、実現方法が全くわからないようなビジョンや目標を探求したり、個体差や不確定要素の大きい「人」の青天井ともいえる可能性に、非常に強い関心がありました。
そして「こういう活動(未知の可能性を探求する)が将来の仕事になったらいいのに」と思い始めました。
長々と書き綴りましたが、これらの原体験が、私がいまの仕事(ライフワーク)を形作る背景になります。
(色々と端折って、ここから現在まで一気に話は飛びます)
❚ 今、そして、夢
それから十数年後の話です。
私は、人の可能性を探求(ビジョンや目標の実現を支援)する仕事をしています。『コーチ』と呼ばれる仕事です。
そんな私にも夢があります。
それは、小学校2年生の自分自身に対し、
勇輝、宇宙飛行士になりたいんだってね!どうしたら宇宙飛行士になれるか一緒に考えよう!
こう2人で夢について語り合って、一緒に宇宙飛行士を目指すことです。
ただ、これはタイムマシンがないとできません。このため、未知の世界に飛び込もうとしていたり、新たな冒険をしようとしている人に
そのビジョン素晴らしいですね!どうしたら実現できるか一緒に考えましょう!
そういって本気で応援する。そして、その人がまた他の人のビジョンや夢を応援することが私の夢です。が、すでにこれは多くの方々に対しで貢献できている自負があります。
このため現在の夢は、この実現の連鎖を広げていくことです。
もう少し具体的に表現すると
「すべての人々が働きがいと生きがいのあるライフスタイルを確立し、それを人生100年時代において持続可能なものにする」
ここを目指しています。
この実現のためには「より高品質なコーチングを提供する」「コーチングを扱える仲間を増やす」という点が鍵になると思っています。
もちろん、私の力だけでは到底不可能ですので、私が関わった一人ひとりの仲間やクライアント様にもご支援いただきながら実現を目指しています。
❚ おわりに
ここまで長々と書き綴りましたが、最後までお読みいただき感謝いたします。そして、私事ではありますが、お読みいただいたあなたに何かプラスな影響を一つでも与えられていたら幸いです。
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