【図解つき】コーチングとは何か?をわかりやすく解説してみた。
こんにちは。LEBEN CAREERの大坂谷です。
パーソナルコーチングやコーチの育成をやっています。
今回は私の経験から「コーチングとは何か?」を綴ってみます。
実は、
【日本】においては「コーチングってなんかあやしい」「うさんくさい」「本当に効果あるの?」といったイメージをお持ちの方は少なくないのです(かくいう私も昔は、あやしいどうこうの前に、スポーツのコーチと混同していました)
このため、なるべくオープンにコーチングの実態をお届けするつもりでおります。
❚ コーチングとは?
▽ 世界におけるコーチング
日本では、ちょっと後ろ向きな印象をもつ人が少なくない一方、【世界】ではどうなのでしょうか。
実は、世界的優良企業の約35%以上のCEO・CXOがパーソナルコーチをつけているそうで、かつビル・ゲイツ氏もTEDで次の様に語っていました。
「ビル・ゲイツ」とキーワードが入るだけで、それらしく聴こえますね。
さて、話を戻すと
コーチングを研究する施設「米国コーチング研究所」の創設者マーガレット・ムーアはハーバード大学で授業『コーチングの科学』を開講してます。
そして、コロンビア大学の教育学部では『コーチング認定プログラム』を開講しているようです。
さらに『コーチング・エデュケーション』と呼ばれる「教育の場にコーチングを取り入れよう」そんなムーブメントも欧米諸国で広がっているとか。
つまり、
世界的に見れば「あやしいorあやしくない」よりも「より効果的なコーチングをするには?」「教育にコーチングを取り入れるには?」と、より実践的かつ実用的な側面に目が向けられています。
▽ コーチングは何をするのか
少し回り道をしましたが、ここから本題に入ります。
実をいうと「コーチングとは何か」の答えはさまざまなんですが、私はいつも、自己実現(なりたい自分になる・夢やビジョンを実現する)のための思考と行動のサポートであるとお答えしています。
クライアント(コーチングを受ける人)にとってのコーチングの目的は「ビジョンや目標に対し、確実に歩みを進めること」となります。そのためにコーチはクライアントの思考を深め、行動を促進します。
コーチはクライアントにさまざまな問いかけをすると、クライアントに気づきを与えながら思考を深め、行動を後押しします。
かなりシンプルにまとめましたが、さらにシンプルにまとめます。
コーチングでは「悩みの本質」を見極めたり「目的地の解像度」を高めたり「目的地への道のり」を見える化します(オリジナルの “旅のしおり” を作るイメージ)
やり方も様々ですが、私はクライアントと1対1で1時間ほどオンラインでお話しするケースが多いです。
※ 補足
コーチングでは「答えはすべてクライアントの中にある」という前提に立つため、スポーツコーチや先生・コンサルタントのように「教える」「指導する」はしません。
❚ どんなテーマを扱う?
実はコーチングは、私生活からビジネスまで幅広いジャンルに対応しているんです。このため、コーチングで扱うテーマは自由に決められます。
キャリアに関連したテーマであれば…
テーマが人生であれば…
もちろんコーチごとに得意分野もあるため、より価値あるセッション(コーチングをする時間を指す)を提供する目的で扱うテーマを限定している方もいます。
❚ コーチングのメリットは?
私はいつも、自己実現できる自分になれることと答えています。
もう少し具体的に表現すると自らビジョンを描き、自ら目標設定し、自ら実行し、自ら振り返り、自ら課題解決していく力がつきます。
このように「自らの力でキャリアや人生を切り開く力」が身につきます。その力の副産物として、ビジョンの実現や自己実現ができます。
以下は得られるメリットを分解したもの。
▽ メリットは死ぬまで
上に挙げたメリットは、不可逆性(全く同じ状態に戻せない性質)があります。まず、不可逆性を説明しますね。
不可逆性を生卵で例えると、生卵を火にかけたら目玉焼きになります。その目玉焼きを冷やしたからといって生卵には戻せません。
この様な性質を不可逆性といいます。
しばしば、コーチングは劇薬のよう。と表現されます。
なぜなら、一度身についたメリット(スキルやマインド)を元に戻せないからです。
自転車の乗り方と同じで、一度こげるようになった自転車をこげなかった頃に戻せません。コーチングも同じで、突然「夢やビジョンを描けなくなった」「自問自答する能力(セルフコーチングスキル)を失った」「行動目標を立てられなくなった」なんて話にはなりません。
見方を変えれば、コーチングへ自己投資した時間や労力の回収期間は「死ぬまで」 です。
「人生100年時代」と言われて久しいですから中長期的に見れば、とても実りの大きな自己投資だと思います。
▽ メリットが得られる3つの仕組み
実はメリットが得られる背景には、コーチング特有の仕組みがあります。ここからは、その仕組みを3つに分けて図解してみます。
【仕組み①】一人で辿り着けない深さまで思考できる
コーチから繰り返し問われると、途中で思考が止まらず、本質的な課題や本当の想い(価値観やビジョン)まで辿り着きます。
【仕組み②】セッション外でも思考が深まる
コーチングはセッションそのものよりもセッション以外の時間が本番という考え方がベースにあります。このため、コーチはセッション以外の時間にもLINEやメールでクライアントをサポートします。
この日常でのやりとりを通じ、日常的に自らの思考と感情に向き合ったり、実践と学びのサイクルも回せます。
さらに、3ヶ月ほどコーチングを継続すると、セッションをしていない時にも「コーチに◯◯を相談したら、きっとこう問われるかも…」とクライアントの内側にいるミニコーチがコーチングし始めます(いわゆるセルフコーチング)
何より、1人で頑張るよりも「いつもどこかで自分を真剣に応援してくれる存在がいる」「いざとなったら相談できる人がいる」と思えるだけで、とても心強い気持ちになります。
【仕組み③】経験学習サイクルを回せる
コーチングは2週間に1度を3〜12ヶ月の期間で行うことが多いです。
繰り返しになりますが、コーチングではセッション以外の時間が本番と考えます。
このため、コーチと一緒に以下のサイクルを回しながら、二人三脚で進めます
このサイクルを「経験学習サイクル」といいます。また、「コーチに宣言したからやりきろう」と思えるのもポイントだったりします。
「経験から学ぶ」がコーチングの基本スタンスです。
いつもはやりっ放しにすることでも、コーチから問われると思考のプロセスが一つ一つ完結していき、次の一歩も明確になります。
こういった問いかけによって「経験を次に活かす」「最後まで考えきる」「どれくらい進んだか確認する」「ルートを見直す」「一歩を踏み出す」このサイクルがクセづき、着実に目標に対して進みます。
❚ オススメしない人、オススメな人
人生100年時代といわれて久しいですが、生き方や働き方はさらに多様化します。
一人ひとりに合った生き方を選べるからこそ、自分の本当に望むビジョンを描き、そのビジョンを実現させる力が求められます。
このため、老若男女・職業問わず「自分らしく生きたい」「自分らしいキャリアを築きたい」と考えている方々にコーチングは非常にマッチするため “ 本質的 ”には全人類にオススメです。
とはいえ、これを読んでいる方は綺麗事を求めているワケではないはずなので、私の経験則からオススメしない人、オススメな人もお伝えします。
コーチングは、未来軸で考え、自分軸で人生を選択したい人に向いています。
例えば「転職」を一つとってもコーチングでは「(過去の経験はともかく)本当はどんなことをしたいか?」とビジョンや未来軸でキャリアを描きます。
それに対し、一般的な転職相談では「こういう経験をしてきたから今後はこういう仕事をしましょう」と、過去の経験や能力を軸にキャリアを描くことが多いです。
もちろん良し悪しはありませんので「実現方法が分からないような挑戦をしたい人」はコーチングを。「自分の能力や経験に合ったキャリアを歩みたい人」は自己分析や就職サポートまでしてくれる転職相談がオススメです。
コーチングがオススメな人やサービスの選び方はこちらの動画でも解説しています↓
▽ コーチングを受けてみたい
まずは体験セッションorオリエンテーションをオススメしています。
コーチングは、あなたのビジョンの実現や新たな挑戦をサポートします。もちろん、自分らしい目標を見つけるためにも有効です。
そんな私も、パーソナルコーチングを提供しております。
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さて、コーチングを習得するために私がやったことも順番にご紹介します。
▼ オススメ書籍
わかりやすく実用的な書籍を3つピックアップしました。
❚ おわりに
ここまで私の経験則を踏まえ「コーチングとは何か?」を綴りました。
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