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「本当の」自分を知ると、全ての選択が楽になる
こんにちは。株式会社LCP(ライフクリエイトパートナーズ)の伊藤です。
自分の人生の方向性を指し示す「在り方」を描き、実現していく際に、とても「重要なカギを握る存在」がいます。
この存在を無視して、「自分らしく生きる」なんて、無謀中の無謀。と言うのは、言い過ぎかもしれませんが、、、いや、言い過ぎではありません。
というよりも、絶対に無視ができない存在。
そんな大事な存在なのに、学校でも習わないし、上司も教えてくれません。
それは『潜在意識』という存在です。
▼「在り方」が何かわからない方は、先にこちらの記事をご覧ください!
自分が認識しているものは現実ではなく、自分の世界にあるもの
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この潜在意識が、実は、私たちの人生に、とんでもなく大きな影響を与えていることはご存知でしょうか?
私たちは、この存在を絶対に無視できない。そして、とても強く大きな影響力を受けているんです。
その存在について説明するために、まず『鏡の法則』についてお伝えしたいと思います。
心理学の数ある概念の中で『鏡の法則』というものがあります。
結論からお伝えすると、「私たちの目の前で起きることの原因は、すべて自分自身の中にある」という概念です。
***
まず、鏡に映る自分を想像してみてください。
もし、鏡に映る自分の髪に寝癖がついていたら、それを直すためには、鏡の中の自分の髪に触れるのではなく、自分自身の髪に触れ、直しますよね。
そう、これは、当たり前のことです。
つまり、目の前に起きている現実(鏡に映っていること)は、自分自身の中にあるものが「投影」されているという考え方です。
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逆に言えば、自分の中にないものは、存在していても、認識しないということ。
つまり、意識をしていない限りRASが働かないため、存在していても、認識できないということです。
あなたの脳が持つ恐るべき機能「RAS」については、こちらの記事をご覧ください。
「大嫌い」が「大好き」になった衝撃的な事実
もう少し具体的にみていきましょう。
例えば、あなたの職場に、30名の社員がいるとします。その中で、1人、苦手な先輩がいるとしましょう。
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なんだかいつも目につき、嫌な気分になる。
特段、危害を与えられたわけではないけど、あまり近づきたくない。
できる限り、接点を持たないように、日々の生活をしていたりする。
・なぜ、その先輩が苦手だと感じているのでしょうか?
・なぜ、嫌な気分になるのでしょうか?
社員は、他に29名もいるのに。
なぜ、その1人だけ、目についてしまうのでしょうか?
「私たちの目の前で起きることの原因は、すべて自分自身の中にある」
もし、これが現実なのであれば、
その先輩を苦手に感じている理由、それは、あなたが本当はそうなりたいと思っているからではないでしょうか?
先輩が嫌なのではなくて、本当は自分がそうなりたいのに、なれていない自分が嫌になっているということはありませんか?もしくは、苦手な理由に、自分自身が「恐れや不安」を抱いていることはありませんか?
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原理原則をお伝えするのであれば、もし、苦手な理由に興味がなければ、あなたのRASは働きません。もし、苦手な理由にアンテナが向かなければ、他の29名に意識が向いてもおかしくありません。
なぜ、その人だけに意識が向くのか?
それは、「あなたの中に理由があるから」です。
***
私自身、家族の中で、潤滑油としての存在だった幼少期から、調和を保つ役割を担ってきていました。
家族6人仲良く時間を過ごしたくて、不穏な空気になると、なんとかなだめられないかと、子どもながらに「どうしたら調和が取れるか」よく考えていたように思います。
そんな私は、大人になってからも調和を乱す人がとても苦手でした。全体の空気を読まず、自分の我を出し、わがままを言う人。自分のことしか考えていない、自分勝手な人。
苦手というか、とても嫌いだったんです。
しかし、この「鏡の法則」を知り、正直、とてもショックでした。
周りの空気を読まず、自分の意見をハッキリ言い、やりたいことをやりたいままにやり、言いたいことを言いたいままに言う、そんな「わがまま」な女性に、嫌気がさしていたのは・・・
本当は、自分が、そうなりたかったんだ、ということに気づいてしまったからです。
嫌気の矛先は、その「わがまま」な人ではなく、そうなりたいのになれていない「自分」だっただなんて!!汗
一瞬はショックを受けたものの、なんだかとても腑に落ちました。
たしかによく考えてみれば、そんな人は「自分らしく」生きていることが多い。自分のしたいことが明確で、自分の意見を持っている人であることも事実だったからです。
ショックの沼に落ちた後、なんだか視界が明るくなる感じがしました。
「あぁーーーわがままって 、“我がまま” =『ありのまま』
つまり、『自分らしく生きる』ってことなんだなぁ・・・」と。
「解釈」って、本当に素晴らしいですね。笑
その後、出逢ってステキだなって感じる女性は「自分らしく生きている方」ばかり。今までだったら、苦手意識を持っていたと思います。でも、今では、大好きで、憧れの存在です。
原理原則を知り、本当の自分への理解が深まり、価値観が180度変わってしまったんです。人間って、本当におもしろいですよね。
「現実」を見て、自分の中にあるものを答え合わせ
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私はこれが腑に落ちてから、いつも現実を見て、答え合わせをするようにしています。
起きている事象への解釈こそ、自分自身の本音。
現実をどのように認識しているかこそ、自分自身の関心の矛先。
私たちの生命維持を司る「RAS」のおかげで、毎秒4億ビット分の現実(情報)があるはずなのに、0.000005%の2,000ビットしか、自分の世界には存在しないことになっている。
つまり、現実を全て見逃すことが出来ない自分を自覚すれば、自分が正しいなんて幻想はなくなる。
全てが「正解」。
世の中に「良い」も「悪い」もない。
そのジャッジをしているのは、常に自分。
自分の中にあるものを現実に「投影」していることを認識すると、生きるのがとても楽になります。
自分の未来にも大きな影響を与える「潜在意識」の扱い方
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さて、では、いよいよ本題です。
私たちにとって、自分の人生の方向性である「在り方」を描き、実現していこうとする中で、これがどのように作用するのか。
例えば、「転職がしたい」と言いながら、なかなか動けていない人がいるとします。
これを分析していくと、「転職したい!!(けど・・・)」
そう、ここでは(けど・・・)のあとが重要なんです。
転職したい、けど・・・
・めんどくさい
・良い仕事が見つかるか分からない
・すぐに新しい仕事が見つからない可能性もある
だから、動かない。情報収集もしない。動く前からアンテナを立てることさえしない。
結果、「転職できない(しない)」という現実を作り上げます。
そう、ある意味、夢が叶っています!!
あなたの脳は、「3つの脳」からできている
あなたの脳、つまり、人間の脳は、三層になっていると言われています。
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①爬虫類脳(反射脳)→「体」生きるためにの脳、安心安全を求める【古い脳】
②哺乳類脳(情動脳)→「感」感じるための脳、快楽を求め不快を避ける【古い脳】
③人間脳(理性脳)→「言」考えるための脳、目的意識を持って行動する【新しい脳】
では、ここで質問です。
「古い脳」と「新しい脳」は、どちらがどのくらいの割合で権力を握っているでしょうか?
「古い脳」は、爬虫類・哺乳類も持っている脳の機能。安全意識や仲間意識を司り、生命の維持をするため、もしくは、生命の危機から守るために働いてくれています。
「新しい脳」は、人間にしかない脳の機能。言語を操り、記憶を司り、成長したいという欲求を持ち、目的意識を醸成させる機能があります。
さぁ、どちらがどのくらいの割合で、あなたを操縦しているのか?!
正解は・・・「古い脳」90〜97% VS 「新しい脳」3〜10%
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現代では、圧倒的に「古い脳」が優勢である、ということが分かっているわけですね。
つまり、よく言われる「潜在意識」というものが、いわゆる「古い脳」の機能であり、「顕在意識」というのが「新しい脳」の機能であるということです。
“動物的勘” なんて、よく言いますが、そう言われる理由がある、ということですよね。
人間の脳にある「古い脳」は爬虫類・哺乳類も持ち合わせる脳の機能と似ているわけなので、本来の脳の機能を果たしているのであれば、“動物的勘” はとても有効な情報ですよね。(なかなか、これが機能しなくなっているのが現代人の課題でもありますよね)
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「顕在意識」は、自分自身が認識していることであり、判断軸として持っているもの。あなたが自覚しているものです。
「潜在意識」は、過去の記憶や、思い込み、今まで形成されてきた習慣や人格から成り立っているもの。あなたが自覚がしていないことがほとんどです。
にも関わらず、私たちの意思決定や情報への判断、できるかどうかへのジャッジに対して最大97%を「潜在意識」が司るわけですから、そりゃ厄介です。
自分が認識していないうちに、ジャッジしているケースがありそうですよね。
つまり、「鏡の法則」の理論で説明されているように、この「潜在意識」で抱えているものが現実になることを「投影」と説明しているわけですね。
そうなると、あなたが見ている(認識している)現実は、あなたの中にある「潜在意識」を映し出している、ということになります。
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では、よくある事例で見てみましょう。
「お金が欲しい」と思っているだけから、お金が稼げない理由
描いた「在り方」を見せてもらうと、よく「私、お金が欲しいんです」と言われることがあります。
例えば、転職理由として「30歳で1,000万円稼ぎたい」「お金を稼ぐための実力をつけたい」という方がいたとします。
これは立派な理由です。
もちろん、実現可能な選択肢もたくさんあります。
ただし、この方の「潜在意識」をみてみると・・・
「お金が欲しい」
→ お金がないから欲しい(今は、足りない、不足感)
「お金を稼ぐために実力をつけたい」
→ 実力がない、それだけの価値が発揮できていない(無力感、無価値観)
「潜在意識」が、現実の世界を作るので、
足りない、無力感、無価値観
→お金を稼ぐために頑張る(評価得るため、期待に応えるため)
→続かない、疲弊する
→稼げない
→力がない、価値がないと見せつけられる
このような結果になってしまいます。
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こうならないためには、
30歳で1,000万円以上稼いでいる人たちはどんな仕事をしているのか?
自分と違う業界、業種で自分の欲している条件以上の給与を獲得している人たちはどんな人がいるのか?
どんな貢献ができたら、それだけの給与が受け取れるのか?を知る。(WILL)
現在の自分ができること(CAN)を洗い出し、上記との差(MUST)を明確にする。
その上で、その差を埋めるために、日々の仕事で挑戦する。
その実績を持って、転職活動をする。
そうすると結果として、1,000万円以上の給与を獲得できるだけではなく、それ以上の成長、周りからの感謝と評価を得ることができ、自分自身に自信が持てるようになるのではないかと思います。
あなたの給与は、どこかの誰かが支払ってくれるもの
もちろん、一見「お金が欲しい」ということだけで、お金を稼ぐ人もいます。
あなたがお金を稼ぐということは、誰かがお金を払うということ。
つまり、お金が欲しいのであれば、お金を払う人が喜んで払うために何ができるか?という視点が必要になります。
誰に喜んで欲しいのか?どう喜んで欲しいのか?
そのために、自分は何ができるのか?
このマッチングで、ビジネスは成立していきます。
つまり、単に「お金が欲しい」と言ってお金を稼いでいるように見えている人でも、ほとんどの場合共通して、この視点を持って実践している方だと思います。
あなたの給与は、どこかの誰かが支払ってくれるもの。
支払う人は、どんな理由であなたにお金を支払うのか。
この視点を持つと、転職活動も変わってきそうですね。
仕事における「在り方(WILL、CAN、MUST)」を明確にすることでこの辺りの差が出てきますので、こちらもご覧ください。
あなたの職場の人間関係は、良好ですか?
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「潜在意識」の事例を扱うのに、もう1つ分かりやすい事例があります。
それは「人間関係」です。
例えば、職場の上司とあまり関係がうまくいっていないとしましょう。「顕在意識」では、「評価して欲しい」「信頼されたい」と感じているとします。
つまり「潜在意識」では、
「評価して欲しい」→評価されていないと思っている
「信頼されたい」→信頼されていないと思っている
ことになります。
職場では相対的に見られていることが多いので、周りと比較して、評価されていない、信頼されていない、という風に感じているケースもあるかもしれません。
では、この「潜在意識」を分析してみると、「評価されていない」という、不安・恐れがある。
ここに「鏡の法則」を取り入れるのであれば、まずは「自分が、自分のことを評価しているかどうか?」ということです。自分が自分を評価していないと「評価していない」という情報に「RAS」が作動します。
どうせ評価されていないだろうと、思い込み、評価されていないことを証明する情報を集め始めます。結果、上司に評価されていない素振りをされると「やっぱりね」と。(この段階では、事実そう思っていないケースも多いです)
評価されていないと思い込んでいる人は、上司との距離もでき、会話も減り、主体性がある姿には見えなくなります。結果、その人を上司が見て、何を思うか?
「こいつは、やる気がないな」と。汗
こうして、本当に、評価されない現実を作ってしまうのです。これって、本当に恐ろしいですよね。
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こういうケースの場合、当初は「評価されていない」という現実ではないことも多いものです。
事の発端は、自分が自分のをことを評価していないばかりに、「評価されていない」という思い込み(もしくは、習慣)から、自分がそう見られているのではないかという思考に陥り、現実を作り出している、ということなんです。
***
これは、恋愛でもよくあることです。
「浮気をされたくない」「愛されたい」と思っている人に限って、浮気に敏感になり、浮気を疑い、結果的に、二人で過ごしている幸せの時間よりも居心地の悪い時間が増え、見事浮気をされるという現象と同じです。
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あなたは、必ず思い通りの人生を実現できます
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脳の機能である「RAS」の役割、そして、この「潜在意識」を理解すると、私たちの人生において、とても大事な答えが導き出せます。
それは、どんな答えなのか?
どんな奇跡が起きても、
自分のことを幸せにできるのは、
自分以外、存在しない。
あなたの人生を船の航海に例えるならば、あなたの船の舵を切れるのは「あなた」だけ。あなたの船の船長は、他でもない、「あなた以外存在しない」のです。
そんなあなたが、
・どんな生き方をしたいのか?
・どんな働き方をしたいのか?
・誰と、どんな時間を過ごしたいのか?
・自分の人生の中で、誰を、どんな風に喜ばせたいのか?
決して、大きなことを描く必要はありません。
まずは、一番大事な人を大事にすることから。
それは「あなた自身」です。
あなたが望む全てを実現し、いただいた命を全うしていきましょう。
一度しかない人生でどんな生き方をしたいのか?それを「在り方」と呼んでいます。「在り方」とは何か?どう描くのか?はこちらをご覧ください。