いい進学先の選び方(第5章)#2
このような学校は、少し考えて
校長先生がほとんどいない・・・
※この話は、あくまでも個人の感想です。
大学では、大学のトップを学長や総長という方々が務め、そこから学部や大学院に学部長や科長などを教授クラス務め、そこから准教授、講師、助教などとの職位が段階的にあります。大学などでは、学長や総長が授業をすることは少ないと思いますが、その分、教授などが授業すると思います。
では、専門学校などではどおうでしょうか。もちろん学校なので校長先生がいらっしゃいますが、学校法人の理事長、学園長が校長を兼務している学校や、校長先生が名誉職のような立ち位置で、学校にほとんどいない、または週に数回しかこないところもあるのではないでしょうか・・・。
校長先生は学校の責任者であり、教職員の代表でもあります。時には法人に教職員からの意見を伝え、改善していく事も必要です。しかしながら、名誉校長ならともかく、学校長という役職なのに、学校にほとんどいないのはおかしいと個人的には思います。そのような学校は校長が教員とのコミュニケーションや相談などの関わりをもたず、もしかしたら学校運営に関する権限なども一切持たされていない可能性があります。要するに、こんなすごい校長先生がいます。ただそれだけではないでしょうか。
また、学校法人の理事長などが学校長を兼務しているところでは、学校法人の運営は理事長が決め、学校運営は校長が決める事を普通と考えれば、理事長の独裁となってしまい誰も逆らえない状況になり可能性もあります。
そのような学校でも健全にやっているところもありますが、なかにはそうでないところもあるでしょう。それを見極めるのはやはり教職員の入れ替わりです。数年で教職員が入れ替わっているような学校は上手くいっているとは思えません。しっかりと安定した学校を選ぶべきです。それにはホームページに掲載されている教職員紹介などで確認することや、後にも触れていますが、体験入学などで直接聞くのもいいですし、学校に通っている先輩や知り合いなどを通じて聞くのもありだと思います。
また、一般的に考えてみて下さい。小学校、中学校、高等学校の時、校長先生って学校にいませんでしたか。確かに校長ともなると会議や行事で忙しい立場ではあります。しかしながら非常勤職員のように週数回しか出勤しないなんてありえないですし、それでは学校の運営が出来ません。校長が週1、2回しか出勤せず、出勤しても校長室からあまり出てこないなど、まさにお飾りです。そうなると学校運営の権限は校長にはなく、ただ単に運営上必要だからいるだけで、学校の事や学生の事を本当に考えているのか疑問に思います。
これを医療に結び付けると、病院の院長先生や有名な教授も、外来診療を行っている病院は沢山ありますし、大学でも、どんなにテレビなどに出演している有名な偉い教授でも授業を持っております。ですから、校長なのに毎日学校にいない学校は、個人的に疑問を感じます。
私の経験談ですが、校長先生が通常の授業を受け持っている学校は、校長先生が教職員ともいい関係で、とてもいい学校でした。
〇ひとこと
校長先生は学校に結構な頻度でいらっしゃいますか?
校長先生は授業をしていらっしゃいますか?
校長先生は学校の代表であり、教員の責任者でもあります。
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