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どんな本屋が好き?
本屋さんが好きだ。出かけるたびに本屋さんに寄っては、本を買ったり、買わなかったりしている。
よく行く本屋さんは、新刊と文具と漫画が置いてある、ふつうの本屋さんだ。雑誌の棚からスタートして、新刊、ハードカバー、文庫、料理本、絵本の棚とぐるっと回ってみる。漫画だけは少し分かれたフロアにあってあとで見る。
最近、棚二つ分くらいの小さなスペースに、小出版社の書籍を集めたコーナーができた。とてもお気に入りのコーナーで、必ず足が止まる。棚にある一冊一冊をじっと見て、その日の気分で手に取る本が変わる。
子どもの習い事が終わるのを待つあいだ、会社終わりの隙間時間、数分でも余裕があれば本屋さんに立ち寄って、息継ぎをするような気分で棚を眺める。
本屋さんはこうじゃないといけない、みたいな特別な思い入れはない。新刊書籍を扱うお店も、変わった品ぞろえの個人店も、大量の本が積み上げられた古本屋も、おしゃれな蔦屋書店も、殺風景なブックオフも等しく楽しい。全然違うのに、どれも本屋さんだから面白い。
大阪のMARUZEN&ジュンク堂のような超大型書店は、本のお城みたいで、中に入ると時間がゆっくり流れて、いつのまにか外は暗くなっている。専門書を探しに出かけるときに、よく使っているけれど、ネットの海を漂うような感覚でいろんな棚のあいだを縫ってさまよってしまう。
地方の本屋さんは、また地方の面白さがある。北九州のブックオフで明太子屋さんの出しているリトルプレスを複数冊買って、地元ならではの「おみやげ」を手に入れた気分で宿に帰ったのを覚えている。
旅先で、その土地の本屋さんの旅行本コーナーをみて、次の行き先を決めることもある。地元のことは地元の本屋さんが詳しい。旅先で本を買うと帰りの荷物が重くなるのは承知の上で、やっぱりつい買ってしまう。
皆さんは、どんな本屋さんが好きですか?
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