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「生きづらさ」を言語化してみる 前半

俺は、「日本の生きづらさをなくす」という目標があります

詳しくはこの記事をご覧ください

今回は、この目標を実現に近づけるために、「生きづらさ」をもっと具体的に捉え、何をするべきか、どういったアプローチができるかを考えていきます

「生きづらい」という感情はどこから生じるか

ここでは、「生きづらさ」という言葉を分解してみようと思います。


1,「普通の人生」や「人生のレール」というハードル


日本には、

大学を出て、企業に就職し、結婚して、子どもを育てる

といういわゆる「普通の人生」「人生のレール」という言葉があります。

俺は、この言葉が危険だと思います。


このルート通りに正しく生きることができなければ

「普通ではない」「レールから外れた」

などと捉えられてしまうからです。

つまり、社会において、”生き方の模範解答”ができあがっているということです。この認識が共有されると、人生の選択肢が固定化されてしまいます。

その結果、

受験や就活の失敗=人生の失敗

という考え方を子供に植え付けてしまうのです。そう考えてしまうのも無理はありません。

彼らの頭の中における人生は、分かれ道のない一本道として存在し、一本道の途中に、ボスのように受験就活が立ちはだかっているからです。そこで負けてしまうと、人生がゲームオーバーになると思い込んでいます。

そんなことありえません。もしそう強く思っているなら、周りの目や固定観念に縛られていると思います。

本当の人生はもっと複雑です。人生の選択肢は、木の根っこのように分かれていて、分岐を繰り返しています。

受験も就活も通らない人生もあれば、
どちらも失敗して、ほかの道で成功する人生もあります。

ただの通過点です。なんなら、通るか通らないかも自分で決められます。


生き方に模範解答などあってはいけないと思います。人生のたくさんある選択肢のうちの一つのルートにすぎないのに、あたかもそれだけしか生き方がないと思い込んでしまうのです。

人生で行き詰まることはあり得ません、ほかに道が隠れているはずです



2,孤立感


孤立は、悩みを加速させます。そうして仲間を見つけられないまま一人で悩み続けてしまうのです。



大学の授業中、教授がこんな話をしてくれました。

教授は、一時期自殺を考えるほど病んでいた時期があり、悩み相談のダイヤルに電話をかけたところ、つながらなかったそうです。

その時、教授は

「悩んでいるのは俺だけじゃないんだ、、」

と思い、気持ちが少し楽になったそうです。


これは「自分だけが悩んでいる」「自分だけ苦しい」という思い込みが、教授を追い込んでいたという例です。

このように「自分と同じように悩んでいる人がいる」という事実だけで救われることもあります。


人間なら、悩みの一つや二つくらい誰にでもあります。
言わないだけで、心の奥にはしっかりとあるはずです。

みんな強気で生きているんです、悩みを抱えながら生きているんです


悩みは、周りに相談せずに1人で抱えていると、大きく膨れ上がっていきます。孤立が悩みを増幅するのです。

「私だけこんなに苦しいのに、わかってくれる人が周りにいない…」

そう考えてしまうのも、あなたの周りのコミュニティだけで考えているからです。


もっと視野を広げてみましょう

日本には、1億人以上います。世界を見れば約80億人もいます。
あなたと同じ悩みを持つ人は、表には見せないだけでたくさんいるはずです。

その中には、自分と同じく現在進行形で苦しんでいる人もいれば、すでに克服した人もいるはずです。

歴史をさかのぼってみると、同じ悩みを持つ人の数はさらに増えます。悩みを克服した人もたくさんいるでしょう。

人間の普遍的な悩み(人間関係、生きる意味、将来の不安など)は、今も昔も変わりません。哲学を学べば、それらの悩みの対処法のヒントを得ることができます。


3,働きすぎ


日本人は、まじめすぎると思います。


タイに行ったとき、お店の店員の働き方に驚きました。

客がいないときは、座ったり壁に寄りかかったりしてスマホをいじったり

店の奥で、他の店員と話しながら弁当を食べていたり

となりの店同士で、店員が楽しそうにしゃべっていたり

暇すぎて、ペットボトルを投げて立たせる遊びをしていたり

俺がご飯を食べているときも、店員みんなでテレビでYouTubeを見ていたり


日本と違い過ぎて、いい意味でカルチャーショックを感じました。

とてもゆるいですが、スマホをいじっていても、俺が店に入れば挨拶してくれるし、接客も明るく笑顔でした。店員同士で楽しそうに話していても、嫌な気分は全然しません。逆に「いい店だな」と思っていました(笑)

サービスとして十分に成り立っているし、やることはやっているのです。

金儲けに執着しすぎていない感じ、店員が楽しそうにしゃべりながら働いている雰囲気が本当にいいと思いました。

日本の店員のビシッとした丁寧な感じもいいと思いますが、少し力を抜いてもいいと思います。


前半まとめ

思ったよりも、長くなってしまったので前半ということで一回区切ります。「生きづらさ」という言葉を具体的に捉えることができたと思います。

後半では、ほかの生きづらさについて考察し、共通点を見つけ、アプローチの仕方を考えたいと思います、

最後まで読んでくださってありがとうございました。


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