泣き叫ぶ子供の声となつかしくもほろ苦い記憶。
我が家は立地上、人が通る音が比較的長時間聞こえます。
という記事を以前書きました。
特に子供の声はよく聞こえます。
先日、家にいた時泣き叫んでいる子供の声が近づいてきたので、ちょっと意識を集中してみるとこんなことを言っていました。
「もう一回通って、って言ってるのー😫」
大きな声で泣きながらお母さんに訴えているものの、その声はどんどん移動していく。
幼稚園帰りの子なのかな?
懐かしいな、と思い窓から外を見ると、自転車の後ろで泣き叫びながら遠ざかっていく子供。
そして、一生懸命に自転車を漕いでいるお母さんの背中。
蘇る私の記憶。。。
わが子が幼稚園の年少さんだった時、幼稚園の近くにある畑が何か植えてあると「〇〇さんおはよう」と芽吹いた作物に声をかけてから登園していました。
だけど、その道を通るにはちょっと遠回り。
大人の足では1分ほどの違いですが、幼稚園児を連れて歩く&ご挨拶の時間を考えるとかなりのタイムロス。
朝出るのが遅くなってしまい「幼稚園に行くのが遅刻しちゃう」と焦っていた時にその道を通らずに別の道で登園したら、こどもが怒って園に入ろうとせず、門のところで歩みを止めてしまいました。
当時はこどもの心のことよりも私自身の体裁を気にしていたため、遅刻させずにどうにか教室まで連れていきたかった私。
だけど、こどもは怒って泣き叫んでいる。
そこで私はあきらめてこどもの言い分を聞き、分岐点まで戻って畑を通る道を歩き、作物への挨拶をさせました。
その後、こどもはすんなりと登園。
当時の私、この子は話をちゃんと理解してくれる子だから「〇時までには幼稚園に行きたいの。△△さんに挨拶をするためには、〇時に家を出ないといけないの。」と話をすべきだったんだよ。
今はちゃんとこども達と話し合いするようにしているけれど、入園前からちゃんとその習慣をつけておけば、あんなに登園させるのに苦労することなかったんだよ。
あの1年間は大変だったね。
「もう一回通って、って言ってるのー😫」と泣き叫んでいる子供の声を聞き、「あー、分かる分かる」とほほえましく感じるとともに、ちょっとほろ苦い記憶がよみがえった瞬間でした。
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