【映画】フォーリング・ダウンを観た
【映画の一口感想】
正義は人それぞれであり、何をもって正しいかを決めることってすごく曖昧・・・
望まれてないのに家に帰りたい男(マイケルダグラス)と、早く帰って来てとヒステリックに言われながらも帰りたくない男(ロバートデュバル)。
この対比が面白い。
家族とは?幸せとは?仕事とは?を考えさせられる。
人はそれぞれに自分の正義があって、それぞれに正誤の判断基準がある。
自分の正義を主張するのも必要だろうが、それには相手の正義を受け入れることも必要。
相手を一切認めない姿勢では、自分の主張も聞き入れてはもらえない。
そもそも、正しい判断基準というものそのものが、曖昧。
ただ、悲しいかな、自分の判断基準に沿ってしか生きていけないのが人間。
この作品、おそらく何回も観ている作品なんだけど、何回観てもマイケル・ダグラス演じる男が可愛そうなような、コミカルなような、一種の悲哀を感じてしまう。
最後のシーンで、なぜ敢えて死を選ぶような真似をしたのか?
自分の主張が認められない失望が絶望に変わったのか?
撃たれることで救われたのなら、この映画は、ある意味ハッピーエンドなんだけど。。。