一等星が今日も輝く
今日、推しの活動再開後初のライブだった。私は現地参加できないので生配信で参加した。推しは機材にトラブルがない限りライブを生配信してくれるので、ありがたい限りである。
以前、推しのファンのファンであると書いた。あのときは配信のチャット参加者を対象としていたが、今日は改めて現地のお客さんも素敵だと思った。
ライブは生もの。つまり突発的トラブルがつきもの。推しは一人で活動しているため、何か起きたら自分で対処するしかない。そんなとき、必ず見ていた誰かが手を貸してくれる。ファンの誰かが予めサポートに来ていたり、その場にいたご婦人がサッと駆け寄ってきてくれたりする。
推しのライブはストリートなので、お客さんの多くが開催地の地元の人だ。
推しが活動休止する前の、最後のライブが終わったとき。投げ銭とともに言葉をかける人、差し入れをする人、花を渡す人で列ができていた。
今日は「おかえり!」の声が飛んでいた。推しが「自分のホーム」と呼ぶほどに、あの場所はとても温かい人が集う。
以前、推しのライブ開催地は別の土地だった。そこは土地柄通りすぎる人が多かったそうだ。しかしそこで出会った人との縁があって、現在の場所に移ったらしい。その縁がなければ、推しはライブ活動をやめていたかもしれない。
ライブ常連の人がいる。偶然足を止めて聞き入る人がいる。ぎこちなくも行動で示そうと、投げ銭に挑戦する子どもがいる。同じく音楽活動をしているからと言葉をかける人がいる。
私の一等星はいつも一人で立つけれど、そこは決して孤独な宇宙ではないのだ。
推しの配信には、外国からもコメントがくる。
言葉が通じるかどうかに関わらず、あるいは翻訳アプリ等を使用して、彼らは賛辞を贈ってくれる。
言語に臆することなく「良いものだからそう伝える」を実践する彼らを眩しく感じる。