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芸術を学べ!

≪ パリ滞在記・その38 ≫
 〜Album 旅のアルバム ・① 〜

帰国して、18日間パリ旅行の写真を整理しています。
note を投稿するために調べた情報なども書き込んだ<手作りアルバム>を作成しようと決意!しましたが、途中でいろいろ思い出してニタニタ😁することしばしば。なかなか進んでいません💦

パリの街中には、気になる建物がたくさんありました。
これなんだろう?と思いつつ、気持ちはすでに目的地にあるため そのまま素通り。あとで調べてビックリすることも多かったです。

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パリに到着した翌日。
まずはセーヌ川 そしてルーヴル美術館まで散歩!と意気込んで歩いていた時、ふと目に入った建物。たまたま写真を撮っていたココは、エコール・デ・ボザール(École des Beaux-Arts)=パリ国立高等美術学校。

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おーっ!画家のプロフィールによく出てきますよ‼︎
ドラクロワ、アングル、モネ、モロー、ルノワール、スーラ…(順不同)多くの画家がここで学んだのですね。
よく見ると右の門柱に乗っかっている胸像の下に ‘ニコラ・プッサン’ とあります。全く気がつきませんでした。

フランスの国立美術学校であり、今では全世界から芸術家(とその卵)たちが集まってきます。その特徴は、
①環境:ルーヴル美術館、オルセー美術館、オランジェリー美術館の徒歩圏内にある憧れの場所!

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②学費が安い:授業料は数万円と聞きました。ちなみに東京藝術大学の授業料は年間65万円程ですが、入学時にそれとは別に60万円必要らしいです。
そして何と言っても、
③日本のような ‘専攻’ 制度がない:
東京藝術大学の場合、専攻(絵画、彫刻、工芸、デザイン、先端芸術表現、芸術学、文化財保存学、グローバルアートプラクティス…)があり、さらにそれぞれに研究分野が分かれているようです(東京藝術大学HPより)。

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大学を受験するとき、何を専攻するか決めなくてはいけません。例えば、「絵画・日本画」とか「工芸・彫金」に出願します!など。まぁ 当然かな、と思ってしまう私も日本の社会で育った紛れもない日本人💦

一方、エコール・デ・ボザールでは「油絵」とか「彫金」などは芸術を表現する一つの手段にすぎず、学ぶのは芸術そのものである、ということでしょうか。
入学後に所属アトリエを決めて メンターとなる教授につく、基礎となる美術史・文化や歴史はガッツリ組み込まれているが、制作に関してはとにかく自由!と、実際に留学していた方の投稿を読ませていただきました。

ふむふむ🤔
手段にこだわりすぎて 目的が何かを忘れてしまう体質が日本にはあるのかも知れません。しかし「芸術を学ぶのだ!」と言われても何だか不安 … 何か枠組みを決めてもらったほうが力を発揮しやすい!と、生粋の日本人=私 は思ってしまいます。情けなや…😢
どちらが良いか は別にして、管轄省庁が文化省である(日本は文部科学省)ということが根本的な違いかも知れませんね。

せっかくなので中に入ってみればよかったなぁ…。と facebookに投稿したら、かつてココに通っていたという方から「学生以外は入れないですよ」とのご指摘が!そうですよね😅

                                         <その38>終わり

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