依存について考える
スタートから重みあるテーマになりますが、
これって人間の原点であり頂点かもしれない。
占星術でみると依存は月星座に
あらわれたりするんだけど、
つい先日地球にやってきた我が子は
これが魚座の4ハウスにあるのですね。
魚座×4ハウス。
とっても依存的な香りがするんですが、
この子を通し依存というものの概念が
私の中で覆りはじめています。
依存の対極におそらく自立があるのだけれど、
依存なくして、この自立は生まれない。
もしや、
ゴールは自立ではなく依存なのでは?
と最近思ったのです。
出産時、
これまで体験したことのない痛みに
頭は大パニック状態。
のはずが、私はきちんと呼吸して、
本能で叫び力んでいた。
我ながら野生動物のようだな、、
と心で呟いたのですが、
これって全生命に備わった
繁殖の能力なんだと思う。
でもその他の生命との大きな違いは、
人間はこれを
誰かに助けて教えてもらわなければ
できないってこと
まず第一段階から
"依存"ではじまってるんですよね。
そして、生まれた子も誰かに
助けてもらわないと生きられないという
依存から人生はじまっていて、
命が尽きる時もまた、
誰かに何かしらの施しを受ける
究極の依存へと還っていくのだ。
ここまでは肉体的な依存の話なんだけど、
ここから精神的な依存に話を移します。
泣くのが仕事の我が子は
まぁ毎日毎日よく泣いていて、
それが最近
肉体的な不快の涙+精神的な不快の涙まで
シェアを拡げてきた!
特に
「抱っこされて眠りたい」
「安心に包まれていたい」
が我が子は強く、
いわゆるカンガルーケアの体勢で
眠りにつくことが多いのですが、
これでいいのか…?
一時は頭を悩ませりしました
こんなことしたら自力で眠れない、
常に抱っこしていなくちゃ
いけなくなるんじゃないの?と
依存=望ましくないものという
私の完全なる固定観念だったんですけどね。
昔は抱き癖がつくから
抱きすぎない方がいい!
なんて言われたそうですが、
今は気の済むまで抱っこしてあげる、
が主流だそうです。
思う存分甘えられた子は情緒が安定し、
心の発達も良く自立が早いんだとか。
「いつかは終わりがくる」
「抱っこできるのも今のうち」
この考えにはハッとさせられました。
私の心配なんて彼女の人生の
ほんの一部にしか過ぎなくて、
プロセスも時間も、
彼女にとって必要なものである訳で。
何を最短ルートで
自分は進もうとしてるんだ!
貴重なそれを
大切にしないでどうする!
徹底的に依存すればいい
全力で共に、依存し合えば良いじゃないか!
独立心旺盛な月牡羊座の私にとっては
驚きの学びでございました。
これって解放や昇華の仕組みにも
ピッタリ当てはまっていて、
やり残したものは
何度だって湧き上がる
感じきったからこそ手放せる
それは大人も子供も同じなのです
そう気付いてから
好きなだけ抱っこしてあげる子育てに
シフトしました
育児に正解はなく、
親子それぞれの選択肢、
瞬間瞬間のベストがあるかと思います
実際凄まじいスピードで成長、
日々変化していく我が育児も
今はこれが良さそう!
をその都度採用しているけれど、
明日には変わるかもしれないし、
これは違った!
これよりこっちの方がよかった!
トライ&エラーの繰り返しです。
ダメだと思いつつやめられない
依存状態から抜け出せない
そんな習慣や関係性があるならば、
思う存分欲求を叶えてあげてはどうだろうか、
と考える秋のはじまりでした。