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【イベントレポート】 Communication Design Night vol.4_紙と、印刷と。
Comminication Design Night、略してコムデナは、主に事業会社でコミュニケーションデザイン/グラフィックデザインに関わる方に向けたイベントです。それぞれの企業で、デザイナーが得た知見や悩みを共有できる場としてLayerXが企画・運営しています。
第4回は、紙と印刷のプロフェッショナルである、ニュー紙と印刷とラジオさんとコラボし、オフィスを飛び出して、印刷工場の見学と紙のレクチャーを開催しました👏
今回の開催にあたっては、ニュー紙と印刷とラジオを運営する、株式会社サンコーの有薗さん、平和紙業株式会社の西谷さん、株式会社 東北紙業社の加藤さんに企画段階から会場提供まで全面的にご協力いただきました!
ありがとうございました。
ニュー紙と印刷とラジオ。#ツイキャス #紙 #デザイン #印刷https://t.co/XmIQBcDr6v
— ニュー紙と印刷とラジオ (@kamitoinsatsu) March 19, 2024
ニュー紙と印刷とラジオとは?
ファンシーペーパーの平和紙業、おもいをカタチにする印刷会社サンコーが開設したインターネットラジオ。紙と印刷とデザインにまつわる様々な話やイベントをゆるゆるとやっていく番組です。
印刷についての詳しい内容が楽しめる素敵なコンテンツなので、ぜひこちらのラジオも聴いてみてください。
イベント当日は、紙についてのレクチャーと印刷工場見学の2部構成で実施しました。メインの会場は印刷工場の上にあるサンコーさん運営の素敵なシェアオフィスで開催させていただきました。
紙のレクチャー
それぞれの席に色々な白い見本紙のセットをご用意いただきました。
いろんな風合い、手触りの紙を見てわくわく。
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破れにくい紙、水に溶ける紙といった特別な機能を持った紙についてのお話や、多くあるファンシーペーパーの中でも、写真を印刷した時のインクのノリの違いなど、実際に使用されたパンフレットや書籍なども見せていただきながらお話を伺いました。
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デザインするときにイメージにあった色やフォントを選ぶように、印刷する紙でも表現の幅が広くあることがわかりました。
印刷工場見学
工場では実際に印刷される様子や、そのための版の説明を受けました。
印刷の色がCMYKの掛け合わせであることや版が必要なことは知っていても、実際の機械の前ではより深い気づきが得られました。
例えば、インクの量を印刷物によって調整したり、面付けした印刷物によって色味に影響が出ることなどはなかなか知る機会のないお話でした。
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私たちがデザインのデータを作ったあと、プロの手によって細かい調整が行われ、印刷物として出力されることを実感しました。
Q&Aと交流会
レクチャーの後は、事前にいただいた質問を中心により具体的な質問に答えていただきました。
DICとPANTONEどちらを使うのがいいの?
予算が限られている時の紙選びは?
などなど、実務であるあるなお悩みが多く寄せられました。
(ブログにも詳しく掲載されています)
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いつのタイミングで印刷会社さんに相談すればいいの?という質問には、
アイデアの時点でできるだけ早く!というお答え。
予算が限られていたら、時間があればできることもあるので、プロにできるだけ早く相談することで、自分の知識を超えたクオリティが実現できるかもしれません。
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普段のコムデナはデザイナー同士の知見交換を行っていますが、今回は少し違った、プロにお話を伺う形式で開催することができました。
IT企業は、まだ若い会社も多く、古くから培ってきた印刷のノウハウがまだ蓄積されていないことがよくあります。
ただ、デジタル化が進む世の中でも、身体的感覚を通じて届けたい際に、プロの力をお借りしながら効果的に印刷物を扱えるデザイナーでありたいなと感じました。
改めて、ニュー紙と印刷とラジオの皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!
次回のコムデナは7月ごろ開催予定です。
お楽しみに。
(執筆/ LayerX 住岡梓 @azusanpome )
⭐️前回のコムデナのレポートはこちら
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