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航空券も投機と同じ。ソロ旅オタクが買い時のタイミングを逃さないためにやっていること。

2025年最初の旅先は、香港になると思っていた。

11月下旬ごろから年明けの航空券を本格的に探し始め、12月上旬ごろに自分が理想とする価格に確実に迫ってきていたのを覚えている。

年明けの航空券を必死になって探す作業は、寒がりな私の南国への切実な逃避行計画だ。

私の住まいである京都の冬は、年明けに本格化しはじめる。底冷えと呼ばれる寒さは、足先から凍りつくように容赦なく痛めつけ、身体の芯から冷え切らせる独特のものがある。京都の寒さをたとえるなら、まさに痛い。

これに尽きる。

大袈裟でしょ?とこれを書いている私の文章もイタいと思われないことを祈るが、本当に痛いのである。どんな山奥にお住まいで?と思われるかもしれないが、市内の話である。生まれてこのかた30年以上京都という地で暮らしてきても、まったく慣れない。どころか、年々堪えてきている…。

盆地のせいで夏は沸騰するかの如く蒸し暑く、冬は凍てつく寒さに雪国育ちの人でも身悶えする場所。それが、京都という表面的な美しさや華やかさに隠された本性だと思っている。

美しいという憧れや想いだけでは暮らせない過酷な場所、それがこの地に住まう者の正直な感想ではなかろうか。もっと言うと、過酷な思いを忘れさせるくらい、この場所に何年も昔から根付く、美しき文化や季節的な行事が我々の感覚を麻痺させてくれているのかもしれない。

余談はさておき、

12月上旬ごろの自分が理想とする航空券の金額はたしか、

関西から香港まで往復、46,300円。

ちなみにキャリアは、キャセイパシフィック航空。

LCCならともかく、レガシーキャリアでこの金額。悪くないなと思えた。

いや、だけどまだ下がるだろう。とその時は楽観視していた。

「もう一声。」と欲が出て、塩漬けにしたのを最後に、何日か時間をおいて同じ画面を開いた私は目を疑うことになる。

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179,150円。

じゅうなな……………ちょ待てよ。

ちょっと目を離した隙に、私の中のミニ・キムタクも黙ってられないくらいに『桁』すらも変わっていた。撃沈🤦‍♀️

一万七千円の見間違いかな?と信じたかった。

しかし穴が開くほど見つめたが、見間違いでもなんでもなかった。

香港は私のことをお呼びでなかった、という事実だけがそこには残った。

これは極端な例かもしれないが、

まさに、ギャンブル。

航空券を取る作業は、早すぎてもいけないし、遅すぎても機会ロスになる。

まさに今だという旬を見極める作業が投機にとてもよく似ている。

投機という言葉の意味をあらためて調べてみたら、いくつかの意味の中のひとつに、

機会(チャンス)に投じる

と書いてあった。

いや、「旅」なんてまさにこれである。

人は何故、タイミングを逃してしまうのか………?

ここまできて、本日の本題に話を戻そう。

タイトルで航空券の買い時のタイミングを逃さないためにやっていること、と謳っているが、それよりももっと大事な話がしたい。

航空券の小手先のテクニックだけを語っても仕方がないので、テクニック論はもちろん書くが、それよりももっと大事な本質的なことを書きたいと思う。

手っ取り早くテクニックの部分だけ知りたい、と思われる方は、以下の目次より🔖「お得な航空券」をタイミングを逃さずに予約する方法に飛んでいただければ幸いです✈️

それでは、どうぞ☕️

何事もタイミングが全て、という現実

世の中には、

・何事もタイミングよく物事を掴む人
・何故かいつもタイミングがズレてしまう人

の2種類のタイプの人がいると思う。

あなたはどちらのタイプだろうか…?

出来れば、前者でありたい。

私も全く同じく、である。

これまでの人生を振り返る中で、「何事もタイミングが全てだ」と感じる機会がとても多い。

特に仕事や人生の転機となるような局面においては、瞬時の判断や行動が後に分かりやすく結果に現れることを実感していて、タイミングを掴む力がいかにその後の状況を左右するかということを感じる日々である。

航空券もまさに同じだ。
(香港の件は、撃沈したけどな)

【タイミングを掴む人の共通点】

タイミングを掴む人には、ある共通点があるように思う。

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それは、


自分にとって本当に必要なものを理解している


ということだと私は思っている。


自分にとって必要なものが何か分かっているからこそ、
その対象が目の前に現れた時に、確実にそれを見極め自分事として行動に移すことができるのだと思う。

【タイミングを逃してしまう人の共通点】

一方、なぜかいつもタイミングがズレてしまう人には、次のような傾向があるように思う。

・SNSの通知に振り回されている
・そのせいで必要な情報が埋もれてしまう
・多くのものを抱えすぎて、優先順位が曖昧になっている

これらは、現代社会の情報過多が引き起こす弊害とも言えるだろう。

私自身も常日頃、物事のタイミングを掴める人間でありたいと強く思いながら日々を送っているが、

先日とある方から、

「かほさんは、タイミングを掴むの上手だよね。何か意識していることがあれば知りたい」

と言っていただく機会があった(香港の航空券、逃したけど嬉しいw 2回目)

それで少し考えてみたのだが、以下の3点を意識していることに気がついた。

・スマホの通知をオフにして、情報を遮断する
・内省時間をしっかりとる
・必要な情報を絞り込み、自分から取りに行く

自分にとって必要な情報を絞るとは

自分にとって必要な情報を絞るという点においては、

ジャンキーな情報*に触れる機会をなるべく減らし、質のいい情報なら、有料でも取りに行くことを徹底している。

例えば:

・スマホの通知は常にオフにし、必要な時だけ自分から確認する
・必要ないと感じたものは、時に大胆に断捨離する

常に心や生活に余白を残し、自分の心がかき乱されない状態を作ることを大切にしている。

*ジャンキーな情報、私にとってはたとえば特に見たいとも思えないテレビのバラエティ番組、ショート動画。不安を煽るようなマーケティングに踊らされたコンテンツの類い全てが該当する。

余談だが、私は日常的にテレビを見なくなってから、かれこれ10年近く経つことに気づいた。(うちにはTVがない)

インドへの旅から帰ってきた頃から、突然見たいと思えなくなり、テレビは私の世界の中には存在しないものとして扱うようになった。

そして、テレビから情報を得ようとも思わなくなった。

自分の意思に反して垂れ流される情報を脳死で見続けるのは、私にとってとても苦痛な時間だからだ。

ところで、マーケティングを学んでいる人なら釈迦に説法みたいな話だが、イノベーター理論を使って、テレビは最新の情報収集ツールになりうるのかという話がしたい。

イノベーター理論とは、新しい商品やサービスが市場に普及する過程を分析したマーケティング理論

イノベーター理論(イノベーション普及理論)では、人々を新しい技術や製品の受け入れ方に応じて以下の5つのカテゴリーに分類する。

1. イノベーター(Innovators)(約2.5%)
2.アーリーアダプター(Early Adopters)(約13.5%)
3.アーリーマジョリティ(Early Majority)(約34%)
4.レイトマジョリティ(Late Majority)(約34%)
5.ラガード(Laggards)(約16%)

イノベーター理論をテレビの視聴者に当てはめると?

このnoteを書こうと思った時にはこんなグラフを作る気なんてなかった…。
自分の中に存在する隠れ凝り性のしごと

① 地上波テレビをメインで視聴する層

レイトマジョリティ~ラガード に該当する可能性が高い。
 - 既に広く普及しているメディアであり、新しい技術を積極的に取り入れる層(イノベーターやアーリーアダプター)は少ない。
 - 特にシニア層や、デジタル技術にあまり馴染みのない層は ラガード に分類されることも。

② ストリーミング(Netflix、YouTubeなど)とテレビを併用する層

アーリーマジョリティ~レイトマジョリティ に該当する可能性が高い。
 - 新しい視聴スタイルを取り入れつつも、従来のテレビも一定程度視聴する層。
 - 若年層や、都市部の人々に多い傾向。

③ テレビをほぼ見ず、オンデマンド配信・動画サービスが中心の層

アーリーアダプター~イノベーター に該当する可能性が高い。
 - 伝統的なテレビ視聴習慣を持たず、新しいメディアを積極的に取り入れる層。
 - 特に若年層(10代~30代前半)や、デジタルネイティブ世代が該当しやすい。

結論:テレビ視聴者全体をイノベーター理論に当てはめると、レイトマジョリティ~ラガードに集中しやすい と考えられる。


以上のことから、テレビは大衆メディアであってもっとも人口が多い層(レイトマジョリティ~ラガード)にウケるような情報提供を自ずとするようになる📺

つまり、イノベーターやアーリーアダプターが目を光らせるような最新の情報は、テレビには落ちていないということになる。

そのような情報は、かなりの年月をかけてある程度マスに浸透されるようになってから、テレビでも取り上げられるようになるからだ。

テレビは一部の人には娯楽としては成り立つが、クリエイターが最新の情報収集ツールとするのには向いていないということになる(最新の情報の収集先としては、だいぶ遅い)

以上が、わたしがテレビを見なくなった理由である。

加えて、誰もが知っているというマスの情報にわたしはあまり興味がない。

流行りのアイドルや旬の芸能人の名前、ゴシップニュース、スキャンダル系のニュース……….わたしは全然分からない。

というか、そもそも必要としていない。

自分にとって本当に必要なニュースやトレンドは、テレビを見ていなくても飛び込んでくる環境、媒体がある。

数多のノイズに支配されて直感力を鈍らせるくらいなら、「え、そんなことも知らないの…?w」という世界で細々と静かに暮らしていたい。

今でも見たいと思ってみるドキュメンタリーや特番などを見る機会が年に数回あるかどうか、というレベルでその時は、TVer(ティーバー)にお世話になっている(ティーバー様、ありがとうな🫶)

これからの時代は、情報は与えられるものではなく自らすすんで取りに行く時代。

何事もタイミングよく掴み取るための鍵は、

「自己理解」と、情報に対する「取捨選択(=情報感度)」

ができているかどうかにあると思う。

必要な情報だけに集中することで、判断力が磨かれ、タイミングを逃さなくなると私は強く信じている。

「手放せばはじまる」という言葉があるように、心や生活にスペースを作ることで、新しいチャンスや必要なタイミングが見えてくるはず。

人生の選択は常に自分次第。

このnoteを読んでくださったあなたと一緒にタイミングを掴む力を磨き、充実した毎日を過ごしていきたいと思います。

🔖「お得な航空券」をタイミングを逃さずに予約する方法

航空券の価格アラートを出しておく🔔

筆者がよく利用するサイトのTrip.comには価格アラート機能というものがあり、希望価格を事前に設定しておくと、24時間モニタリングして希望価格になるとメールに通知をしてくれる仕様になっている。

希望価格を決めて(株の指値に似ていますね)アラートをメールで受け取るのところに自分が受け取りたいメールアドレスを設定しておけば完了!

もちろん無料で使えるので、自分が乗りたい路線が決まっている場合は利用しない手はないほどおすすめです!

もちろん百発百中ではなく、希望通りにアラートが出ないこともあります🚨

なので、どこで手を打つかというラインをあらかじめ決めておくのがこの機能との上手な付き合い方です😊

💡渡航時期を決めるワンポイントアドバイス
お盆・年末年始、GWなどの長期休暇はなるべく避けるのがベター。狙い目は、長期休暇明けの平日。そこで休みが取れるなら、混雑を避けられるのはもちろん、航空券や宿の値段がぐっと下がるのでおすすめ。

🔖「お得な航空券」を予約するためにまずは相場の把握が肝心。
お得に航空券を取りたいなら、行きたい国と地域のベストシーズン/オフシーズンを理解し、自分が乗りたい路線とその時期/月の相場を把握しておくことが重要◎ ある程度相場を知っておけば、高値掴みをすることも、お得な航空券を見つけた瞬間にタイミングを逃すリスクも減らすことができます。

まとめ:呼ばれない旅先には敢えて行かない、タイミングをズラすことも時には必要。

さて、かなしきかなこのタイミングで香港に呼ばれなかった私が、無事に辿り着いた次なる旅先(南国への逃避行計画)については、また次回以降のnoteでご紹介しますので、お楽しみに〜〜☕️

ヒントは、小籠包が美味しい街です(ほぼ答えを言ってしまっていますが、中華圏はいっぱいありますので(笑))👋

📌旅の準備note

かほ|人生を変えるソロ旅プロデューサー
・Instagram
旅の記録はストーリーズに
https://www.instagram.com/lay0211aynm/
・X
旅の七転八倒劇は、リアルな呟きで…
https://twitter.com/reborntobefree1
・Portfolio
お仕事実績やこれまで訪れた国と地域はギャラリーに
https://kahorinishida.myportfolio.com

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かほ|人生を変えるソロ旅プロデューサー
いつも温かいサポートありがとうございます。旅先での食事、カメラ機材への投資として使わせていただいています!ソロ旅の記事のリクエストやご相談は、お気軽にコメントへお寄せください。

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