濁流後は大漁!ボルネオ島、夜のすくい網漁
こんにちは。ボルネオ島の民芸品店を営んでおりますラヤンラヤンと申します。毎週金曜日にマレーシア・ボルネオ島に暮らす先住民ドゥスン人の村での暮らしを紹介させていただいております。
ドゥスン人の村は、熱帯雨林の広がる山奥で自給自足の生活を営んでいます。米や野菜を育て、山菜を採り、狩猟や漁労を行っています。
狩猟でイノシシが獲れない時は、魚は重要なたんぱく源となります。村には大きな川とその支流があり、投網漁やすくい網漁、また仕掛けを設置したりして魚を獲っています。
こちらは村で使われているすくい網。持ち手は木製、網のふちにはラタンの紐で水道パイプを括り付けています。パイプを使わず、籐を括り付けている網もよく見かけます。
村では、日中にすくい網漁を行うことも多いですが、大雨で濁流した際はよく小魚が獲れるそうです。この日は、雨が止んだ後、村のお父さんの漁について行ってきました。写真は、川岸寄りですくい取っています。
川岸でひとすくいしただけでも、こんなに取れました!極端に小さいものは川に放していました。
たくさん獲れても、村ではその日の食事に必要な量を取るだけで十分です。村のお母さんがよくする調理法は塩を振って、素揚げです。頭から骨までそのまま食べられるのでみんな手が止まりません。田舎暮らしの楽しいひと時です♪