司法試験予備試験論文式試験 論点、答案構成一覧 刑法(随時更新)
令和5年
後程更新する。
令和4年
1 出題された論点
◎設問1
間接正犯と共同正犯と狭義の共犯(幇助、教唆)の違い
間接正犯の実行の着手
間接正犯の成立要件(是非弁別能力のない者の利用、意思を抑 圧された者の利用、故意ある幇助的道具の利用)
共謀共同正犯の成立要件
◎設問2
事後強盗罪の成立要件(「窃盗の機会」の意義、未遂既遂時 期、「強盗」の意義)
2 簡単な答案構成
第1 設問1
1 甲が長女YにスーパーマーケットC店でブドウを万引きさ せたところ、Yが何も取らずに同店を出たことにつき窃盗未遂罪の成否
(1)Yの行為について(「他人の財物」、窃盗未遂罪の実行の着手あり)
(2)甲の間接正犯の成立
2 甲が長男Xに同店でステーキ用牛肉2パックを万引きさせたところ、Xが同牛肉5パックと写真集1冊を清算せずに同店から持ち出した行為につき窃盗罪の成否
(1)Xの行為について(窃盗罪の成立)
(2)甲の間接正犯の不成立、共謀共同正犯の成立
3 罪数 併合罪
第2 設問2
1 窃盗未遂罪が「窃盗」に含まれないこと
2 甲の暴行が窃盗の機会に行われていないこと
3 甲のFに対する暴行が「暴行」に含まれないこと
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4,297字
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