怪文詩(2022/06/24)

「人道的な選択」

草の林を掻き分けて

舗装のされた道を行く。

獣道の誘惑を尻目に、

転びもしない道を行く。

進んだところで、

どちらの道も行き止まる。

行き着く先は同じでも、

どちらを選ぶか迫られる。

足は進めど止まらない。

目的の場所はどこにもない。

目的の場所はどこにもない。

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