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イギリス在住の女医が日々心がけている節約術

インフレで物価や家賃から住宅ローンの利子や交通費と電気代まで何でもかんけもめっちゃ高くなっているのに平均給料は出世がない限りさほど変わらないので、節約が昔より大事になってきたんじゃないかなと思っています。7年前イギリスへ引っ越してきた時より物価が2倍高くなっているような気がするぐらい。2017年一人部屋のアパートの家賃は月に£500(9.5万円)、2020年は£750(〜14万円)、2023年からは£1100(21万円)です。

コーヒーや卵、洗剤などの日常品の値段も高騰しつつあり、メイクやら外食やらにお金を馬鹿みたいに使っていた私が今年から節約を真剣にやっていこうと決めたんです。それに、現在マイホームを購入しようとしているので、ローン会社に良く見られるために無駄遣いを慎むようにとよく言われています。イギリスでは賃貸より家を買った方がお得なので、5年間以上に住む予定があれば買った方がいいです。それに、こっちでは家を買って数年間ぐらい住んでから倍高く売ってもっとデカい家を購入するのが普通です(イギリスの家って時が経てば立つほどどんどん高くなるので、一番安全な投資だそうです)

不要な洋服やメイクなどの購入みたいに誰でも知っている無駄遣い以外の方法をご紹介したいと思います。

節約術は得意だとは言えないが、ご参考になれたら嬉しいです。イギリスに関する情報が多いので、イギリス在住の方や留学生、ワーホリの方にお役立つかと思います。


食費・日用品

冷凍野菜やベリーを購入

新鮮野菜より安くて栄養はさほど変わらないし、切る必要もないので料理の手間を省ける。

新鮮野菜やベリーの方が美味しいだろうけど、一人暮らしの私には賞味期限まで使い切るのが難しいです。それに、新鮮野菜より冷凍の方が安くて量は多いので、鍋料理やスープ、炒めなどに使うとコスパがいいです。主にキャベツ、パプリカ、ほうれん草、きのことブルーベリーを冷凍で買っています。食べきれない肉も冷凍しておきます。

ポイ活:ポイントカードを忘れずに

ポイントカードを作るのは無料なので、ぜひ検討してみてください!

食材は主にテスコというイギリスの一番大きなスーパーから購入します。他のスーパーに比べたらテスコのクラブカードがかなりお得で宅配サービスもめっちゃ便利なので、1週間分や家族分を買う時にはすごく便利。クラブカードだけで£20(4千円)のクーポンをもらったりすることが多々あるし、クラブカード特有の割引値段もあって持っていないとめっちゃ損しているんです!Sainsbury'sのネクターカードM&Sのスパークスカードなどもあるが、検討したところ、テスコのクラブカード程お得ではありません。どれも作るのは無料なので、作らない理由は特にないんじゃないかな。

イギリスにはポイントカードが多いので、よく使っているお店や通のコーヒーショップにはポイントカードはないか調べておくのをおすすめします。私がよく利用しているのは、BootsとSuperdrug(薬局・コスメ) 、Holland & Barrett(サプリ、健康食品)や スタバ。 他にはコスタコーヒー(スタバのライバル)、Waterstone's(本屋)、Morrisons、 ASDAなどもあってほとんどのコーヒーショップもスタンプカードみたいなものがあるので、ぜひ検討してみてください。

旬の野菜・果物やセール・割引になっているものを購入

どの国でも当たり前のことなんだけど、旬の野菜や果物、そして賞味期限に近い割引されているものがかなりいい節約になります。

加工食品より新鮮な肉を選ぶ

加工食品は美味しいけど、身体に良くないし、普通の肉より倍高いです。

大手メーカーのブランドよりスーパーのブランドを購入

テスコのブランド

色々なブランドはあるけど、特にこだわりがなければ一番安いスーパー自体のブランドを買った方がいいんじゃないかな。例えば、イギリスではALPROの豆乳は£2(400円)、Grower's Harvestの豆乳は£0.50(100円)。ALPROの味は結構甘いのでその点が確かに違うけど、個人的甘くなくてもいいので、よりGrower's Harvestの豆乳を購入しています。缶詰めや豆類、ヨーグルトなどももいつもスーパーのブランドを買うようにしています。

日本食材はアマゾンで購入

抹茶、ClearSpringの絹豆腐、マルコメ味噌などをアマゾンで購入しています。なぜかというと、ジャパンセンターやICHIBA、あたりや(ATARIYA)などの日本スーパーから注文するより楽で安いから。確かに商品は日本スーパーより非常に少ないけど、ロンドンに住んでいないので国内でも送料がかなり高く、アマゾンで売られているやつで妥協することに。。。

マンチェスターにはOSEYOというデカい韓国すスーパーや中国系のスーパーはいくつかあって日本の食材も多少売られているけど、行く時間がない私にとっては難しいです。でも、割と安いので節約もためにいいかと。

日本食材はイギリスのスーパーでも売られているけど、あれは日本製ではないので味はちょっと違うかも。でも、「ClearSpring」と「さとの雪」の絹豆腐は日本で生産されているので、味は確かです。アマゾンの他にOcado、テスコやSainsbury'sなどからも購入できます。

色々な豆腐のブランドを試してみたんだけど、一番日本の豆腐に近いなと感じたのがこれかな。「さとの雪」というブランドもあってSainsbury'sやテスコで売られているけど、見分けがつけないぐらいほぼ同じ感じなので、在庫次第で購入します。

https://www.tesco.com/groceries/en-GB/products/276785903

生活

外食は特別なイベントだけ

日本人の方一人が屋台みたいな形で経営している本物のお好み焼きの屋台です!大阪出身なんで、イギリスのよくあるなんちゃって日本料理じゃなくて本物のお好み焼きですよ!めっちゃ美味しくてマンチェスターで食べられるとは、嬉しい限りです!一つは10ポンド(〜2千円)

アジアに比べたら、欧米の外食がめちゃくちゃ高いです。イギリスは日本より3倍ぐらい高いとよく言われているが、まさにその通り。日本での外食ってとても安いのに、毎回感動するぐらいめっちゃ美味しいです!似たようなものをイギリスで食べるなら(本当に似ているかどうかは別として。。。)、3倍高いでしょう。夕食は一人に£25〜50(5千〜1万円)を超えるのが普通。お昼は安くて£10〜15(2〜3千円)ぐらい。

お酒やタバコ、賭け事などにお金を使わない

説明するまでもないが、お金の無駄でしかありません。

更新する時が来たら、比較サイトでより安い会社を再検討する

イギリスでは、保険や住宅ローン、電気代会社、ネット会社などのプラン更新の時が来ると、同じ会社でそのまま更新するより必ずGo CompareやCompare the Marketなどで再検討するのが当たり前のことです。他にはU Switch、ConfusedやMoney Saving Expertという比較サイトもあり、一番コスパの良い会社や自分にあったプランを見つけられるし、節約にもなります。Price runnerというサイトは日本の「比較.com」と同じ感じです。英語だけなんだけど、翻訳ツールを使えば一番コスパいい会社をだいたい分かるかも。

歩ける距離なら歩く

バスや地下鉄を使いすぎると高くなってしまうので、歩ける距離なら歩いた方がいいでしょう。運動にもなるし、一石二鳥。

コーヒーを買うなら、店内で頂く

マンチェスターやロンドンにはおしゃれなコーヒーショップがすごく多いので、テイクアウトは
勿体無く思っています。

自分で作るのは一番安いけど、たまにバリスタさんが作ったコーヒーを飲みたくなります。でも、お金を出すならお店の雰囲気を味わいながらリラックスしたり仕事したりするすれば、お金の無駄だと感じないんです。コーヒーショップのコーヒーの値段って、コーヒーだけだはなくお店で過ごせるという「経験」も含まれているんじゃいかな。店内とテイクアウトの値段はほぼ同じだし、テイクアウトしてしまうとそのお店を「経験」するができないので、同じ値段で払う意味は薄いかと。店内でゆっくりできなければ、自分で作ってタンブラーに入れて持っていた方がコスパがいいし、罪悪感も感じずに済みます。

毎月払いより一年分を払っておく

サブスクと同じように保険も多くの場合、毎月払いより一年分を一括払っておいた方が断然安い。例えば、自動車、健康、家、携帯などの保険、そしてアマゾンプライムやプレステプラスの12ヶ月利用権の方がコスパがいいです。

高いものはできるだけセールまで待つ

アマゾンプライムデーは夏ぐらい(6月か7月)

主に家電製品や家具など高いものはできる限りセールまで待つようにしています。大型セールと言えば、ブラックフライデー、サイバーマンデー、ボックシングデー、お正月や夏のセールぐらいかな。アマゾンプライムデーも中々良くて普段使っているコラーゲンパウダーやサプリ、スキンケア、日用品などを色々まとめ買いします。

美容

ネイルはナチュラルで、それとも自分でやる

ネイル好きな方が多くて毎月ジェルやアクリルネイルなどをサロンにやってもらうのも普通になってきて、自分も昔はそうでした。でも、毎回取り外す時にネイルへのダメージが気になったし財布も泣いていたので、ネイルを完全に辞めました。病院ではダメなんだけど、イギリスの規則を破るのは日本に比べて簡単なので、こそこそやっている看護師や女医が多い。私が働いている家庭医(GP)の診療所ではネイルは大丈夫なんだけど、節約したいので。。。

ヘアサロンよりフリーランスの美容師

髪はイギリスの高額のサロンより自宅で安くやっている日本人の美容師に通うようになりました。この人生には、色々な街で安っぽいサロンから高級なサロンをたくさん試したり、ヘアモデルをやっていたりしたんだけど、100パーセントに満足したことが今までにありません。

日本でカットとカラーをやってもらったことがあってすごく良かったので、イギリスにも日本人の美容師がいないか調べてみたんです。調べてみたらロンドンには日本人のサロンが思っていたより多いけど、めっちゃ高くてマンチェスターからすごく遠い(2時間以上)から無理。マンチェスターで検索したところ、マンチェスターに住んでいる日本人の方が経営している情報サイト、「ペリチェスター」で日本人美容師のフリーランスの方々のご紹介記事を見つけて、すごく優秀な美容師さんを見つけられたんです!お家でやっているのでサロンよりかなり安いし、腕も確かです!

デパコスはセールでしか購入しない

セフォラ、カルトビューティー、ルックファンタスティックやブーツは頻繁にセールを開催するので、フルプライスで購入する意味がありません。

コンタクトレンズよりメガネ

メガネなら、ドライアイ(乾き目)の心配はありません。

昔はコンタクトレンズや韓国のサークルレンズを使っていたけど、中々高くて目がよく乾燥していたので、メガネに変更しました。Specsaversには安いメガネが豊富なんだけど、ブランド品ならBootsやVision Expressは種類の方が多いです。ちょっと変わっている面白いデザインが好きな方にはACE & TATEをおすすめします。個人的にこれが一番好きです。

エッセンシャル・ワーカーや医療スタッフ特有の割引カードを利用する

スタバを含め医療スタッフへの割引があるお店は非常に多いので、割引がないか必ず聞いてみます。ブルーライトカードという割引カードがあって、NHSで働いているなら20%オフまでの割引をもらえます。洋服屋さんからレストラン、コスメの通販サイト、コーヒーショップや保険まで色々なお店で使えるので、最高の節約術となります。学生さんにも割引が多いです。

医療系のスタッフ、軍隊、警察などのエッセンシャル・ワーカーが使える割引カードです。「ブルーライト」はイギリスの救急車やパトカーの警光灯の青色を示しています。

キャッシュバックサイトやポイントが貯まるクレジットカードを使う

キャッシュバック、リワードやマイルなど色々な種類のクレジットカードがあります。

イギリスは完全にキャッシュレスなので、現金は不要で受け取れないお店が多いです。そこで、クレジットカードは必須になってくるけど、なんの得もない普通のカードよりキャッシュバックやポイント・マイルが貯まるカードを使った方がいいです。私はBritish Airwaysのアメックスを使っているけど、他に色々なカードがあるので、ぜひ検討してみてください。

オンラインで買い物をするのなら、トップキャッシュバックを合わせて使うのもおすすめです。使うのに無料だし、お金は口座に振り込んでもらえるので、すごく使いやすい。

ボディケアはオンライン薬局かアマゾンで安く購入する

ボディケアはスキンケアほど気にしていないけど、乾燥敏感肌なので、皮膚炎向けの無香料のクリームを使いたいです。でも、まとめ買いするなら普通のお店や薬局よりオランライン薬局・通販の方が安い場合が結構あります。よく使っているのはQV、Cetreban、Epadermなどなんだけど、500gは£10だけで割とコスパが良く、肌への悪影響もありません。アマゾンでも安く購入できるんで、お店で購入する前に通販サイトの値段を確認するようにしています。

家事

食器洗い機はなるべく使わない

イギリスでは食器洗い機はまだ珍しくて多くの家やアパートには置いていないけど、持っている家庭が増えつつあります。でも、使うのが高くて一人暮らしなので、一人分の食器を洗うのってそんなに手間かからないと感じましした。どうしても使いたい時は、毎日使うより週に1〜2回ぐらいに抑えています。

洗濯は週に一回

洋服をたくさん持っているので、週に同じ洋服を着るのはあまりありません。それに、イギリスの洗濯機って結構大きくて自分の洗濯物だけなので、週に一回で全然余裕です。

洗濯は短いコースを水か20度で洗う

パーシルというブランドは冷水でも綺麗に洗ってくれます。

昔は40度で1時間以上のコースを回していたけど、水や20度でも完全に洗える洗剤が多くなったので、20度で洗っても綺麗になります。それに、洋服へのダメージもかなり軽減できるのももう一つのメリットなんです。

ゲーム・テック・趣味

携帯は毎年に更新しない

アップル派であることは安くないんですね

iPhoneやMacBookプロ派なんだけど、大体5年ごとに更新します。アップルの製品がめっちゃ高いけど中々丈夫で長く使えるので、頻繁に更新する必要はないと思います。

THREEという安い携帯のSIMオンリープラン

色々な会社やプランはあるけど、スリーのシムオンリーの無限データプランが自分にとっては一番コスパがいい。GiffGaffも割と安いけど、サービスが微妙なので個人的にスリーの方が好きです。シムオンリーのプランを比較してから決めた方がいいかと。

新発売のゲームを買わずにセールまで待つか中古で購入

PSNセール

親のお小遣いで生活していた学生時代に必ず限定品を発売日に購入していたけど、社会人になって自分の給料だけで生活するようになってから、安くなっている中古ゲームやセール品しか買わなくなったんです。努力して稼いだお金なので、大事にしたいというか無駄遣いを避けたい。それに、昔に比べたらゲームが何倍か高いし、フルプライスで購入するのが中々キツイです。

毎月にPSNセールがあるので、40%以上になるまで待つか、日本へ行くたびにブックオフやアマゾンで中古を大量に買って持って帰ります。

PSNは毎月になんらかのセールをやっているんだけど、期待できる大型セールはやはりゴールデンウィーク、クリスマス、お正月、ブラックフライデー、東京ゲームショーやDAYS OF PLAYぐらいかな。夏のセールも中々いいと思います。

おしゃれなジムより契約なしの24時間の安いジムを利用する

プールやサウナを使わないので、贅沢のない安いジムで大丈夫です。イギリスでは「ピュアジム」という大きな24時間のチェインがあってどこにでもあるので、めっちゃ便利です。全国プランとか市内プランなどいくつかのジムを利用できるプランがあるし、契約もないし、滞在が短い留学生やワーホリの方、国内旅行や通勤など違うジムを使いたい時には非常に便利でコスパがいい。

本は中古、それとも電子書籍

持ち運びには電子書籍がめっちゃ便利です。値段も紙の本より安い場合が多い。

本を読み切ったら2度と読みません。誰かにあげるか図書館に寄付するので、新品を買う必要は私にはありません。電子書籍は紙の本より安い場合が多くてどこでも気楽に読めるので非常に便利です。よく使っているのがブックライブ、HONTOやアマゾンキンデルぐらいかな。無料で読める本や漫画、クーポンなども多いのが大きなメリットです。紙の本はアマゾンから中古のやつを購入します。

日本語書籍に関しては、ブックライブやHONTO、アイブックス、BOOKWALKERなどのアプリは海外からでも普通に購入できるが、キンデルとKOBOだとVPNがないとできないようです。

Spotifyの有料版があればオーディオブックも含まれているので、ぜひ試してみてください!毎月に15時間を拝聴できます。

サブスクは最低限に

複数のサブスクを使う時間がないので、よく使っているものだけに絞ったんです、

アマゾンプライム、Spotify、PSNプラスエクストラとアップルのクラウドストーレッジを自腹で払っているけど、ディズニープラスは無料でロイズ銀行の「クラブロイズ」という口座の特権として無料で利用できます。

格カテゴリーでできれば一つに絞った方がいいかと。例えば、音楽はSpotifyだけ、テレビはネットフリックスだけなど。ゲームもニンテンドー、Xboxとプレステがあるので、サブスクは一番よく使っているサービスだけにしておくのをおすすめします。

仕事

洋服はできるだけセールで購入し、デザイナー品はなし

ZARAは普通に買うと中々高くておしゃれな仕事用の洋服って見つけにくいので、セールでたくさん買っておく。

イギリスでは白衣が衛生的な理由で昔廃止されたので、医師としてスマートな洋服が必須です。安っぽいだと医師に見えないし、デザイナーのものはお金の無駄で患者さんから距離を感じられるだろう。ZARAで売られている数多くのワークウェアがおしゃれで質が良く、ちょうどいいと思います。スマートな洋服に関しては、他におすすめできるのはMANGO、ASOS、River Island、NEXT、M&S、H&Mぐらいかな。もう少しお金を出したいなら、&Other Storiesもおすすめします。

HMRCから税金の還付

これは仕事上払わなければならない出費なんですが、イギリスでは免税になっているので、毎年に税金の還付を申し込むことができます。私の場合だと、医師免許の更新料、医師賠償責任保険料、試験料金など。他の仕事だと仕事用のパソコンやスマホ、制服なども対応しています。オンラインで簡単にできるので、毎年の三月に必ずやっておきます。

終わりに

いかがだったでしょうか?イギリスの物価はかなり高くてインフレのこともあるので、節約できるところがあれば節約したいですね。私は昔節約について全く知らなかったけど、金銭感覚を直したくて色々調べたりして、前の私に比べて大分マシになったと思います。イギリスに住んでいる皆さんだけではなく、ワーホリや留学を考えている方などのご参考になれたら嬉しいです!




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