文字起こしの新境地
毎週、私が所属している教育サークルで模擬授業や実践報告をしている。
これから学校が始まるが、子どもたちへ心込めた実践も増えていくことだろう。
本日私は模擬授業をした。
しかし、2分30秒で代表からストップが入った。
「ここまでで皆さん、感想をどうぞ。」
感想は以下の通りだ。
・何が言いたいかよくわからない授業だった
・何を目的に置いている授業なのだろうか
厳しくもありがたい言葉ばかりだった。
代表から毎度言われるのが授業1本を短い主張にまとめよ、だ。
「短く」「まとめる」ことで授業がくっきりしてくる。
私はここが自分の言葉で出てこないのが1番の難点だ。
加えて、授業には三位一体が大切だとも述べていた。
三位とは「思い」「エピソード」「資料」の3つを指す。
はじめに授業への思いがあり、次にその思いの沿ったエピソードを加えていく。さらに多様な資料も調査しパーツとして肉付けしていくのだ。
この3つで初めて明確な授業が成り立つと言うのだ。
反省が色濃く見えた2時間だったが、いつものようにアウトプットしていては成長はないと思った。
だから、瞬間的に思った方法をとってみた。
それが以下の方法だ。
どちらも新たな試みだ。
①自分のzoom授業を文字起こし
**
②授業以外で自分の話す内容を文字起こし**
授業は2分30秒、ストップをかけられるまでの時間。
2枚目は代表のからいただいたコメントを元に自分が何を喋ったかを文字に起こしている。
【気づき】
①授業
・後半になってから説明のみになった
・赤い字を読ませるだけの意味のない活動を課してしまった
・不明確な発問で子役困惑
・「〜ように」の文字数が多い言葉を無意識に選んで使っている
・思考場面がない
→あったとしても足場がないなら子役は何も思い浮かばない
・はい。ありがとうございます→授業だからお礼はいらない
・説明を発問に変えよ
②語り文字起こし
122文字が削ったら「18文字」になった。さらに無駄な言葉を削るだけでなく、どんな言葉を無意識に表現しているのかについてもわかった。
授業における目的や思いをスマホを机に置き、録音ボタンを押して喋り、聴くといい。
いかに無駄な音を発しているかよくわかる。
この修業法は初任時代から続けているが、3年目になっても自分の声はあまり好きになれない笑
しかし、続けることに意味がある。そう信じている。
これは私だけの修業法だ。
子どもたちへ、そして自分の成長へと還元させていく。