![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40460883/rectangle_large_type_2_b4ae46fa779dda58a72e236b1e257145.png?width=1200)
Photo by
onodaheisaku
挙手、そして発言
月曜日、衝突した。
怒鳴ってしまった。
Yくん。
離席が目立っている。
今日、彼は座っていた。
しかも、今までずっと立ち歩いていた国語の時間に。
『わたしはおねえさん』
「写せばいいよ。」
彼ができることを提案した。
音読。
13段落から20段落までを追い読み。
主発問
すみれちゃんは、なぜかりんちゃんの絵を消さなかったのか。
めあてを書かせた。
彼はここから書き始めた。赤枠でも囲っていた。
1番前なので、すぐに丸ができた。評価できた。
発問1
すみれちゃんが消さなかった理由が13段落〜20段落に隠れています。探して一文に線を引いて。
どこを探せば良いかわからないYくん。
「友達が言ったことの中から選んでね。」
なるべく早めに切り上げた。
ナンバリング。
文字が読めない彼でも選べるようにした。
①コスモスになんか〜可愛く見えてきた。
②わらってわらって
③「あはは。」
④「お花。」
すみれちゃんが消さないと決めた瞬間を検討した。
Yくんも選べた。①だった。
全体に理由を聞いた。
「なぜ、その文を理由に選んだのですか?」
①が1番多かった。
Yは①を選んだ。
皆が理由を言う中、なんと彼が手を挙げた。
「①です。なぜなら、可愛く見えてきたという思いがあるからです。」
周りから拍手が起こった。
板書をした。
Yくんの意見を取り上げた。
嬉しかった。
曖昧な発問もあったが、多くの価値ある意見が出た。
最後に、①の理由をA〜Fにナンバリング。
「この中で最もおねえさんらしい行動はどれですか?」
ここが1番盛り上がったと思う。
明日ノートをじっくり見たい。
彼が参加したこと、授業にて発言したこと。
一つひとつをクラスで価値づけ、波及させていく。