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【メキシコ認定翻訳士が教える】語学を就職できるレベルにまで伸ばす方法
僕は7年前にメキシコに来てからスペイン語を使って仕事をしており、現在は本職の他にメキシコの州政府から認められた認定翻訳士として活動をしています。
また、時々メキシコに限らず「海外で働いてみたい」という方から語学をどのように伸ばしていったら良いか?について相談を受けることがあります。
今回は、スタート地点で初心者や中級者であれ、語学を海外就職できるレベルまで伸ばす方法論について書いていきたいと思います。
因みに、偉そうに講釈をたれる僕の語学に関するレベルを本題に入る前に示しておきます。
DELE (スペイン語)C1レベル取得
メキシコ州政府認定翻訳士
メキシコで7年間就労している
前提条件
本題に入る前に具体的に海外就職をする際の前提条件を決めておきたいと思います。
就職先は、海外にある日系企業の現地法人。就職形態は、現地法人に直接雇用される「現地採用」
言語の種類については、今回どの言語にも適用できる方法論を解説します。
身につける言語の水準はビジネスレベルを目標にします。
ビジネスレベルとはどのくらいか?
CEFR基準で少なくともB2レベル以上
いきなり聞きなれない単語が出てきたかもしれません。
CEFRとは Common European Framework of Reference for Languages=ヨーロッパ言語共通参照枠のことを言います。
このCEFRという基準の中では言語レベルがA1~C2までに分けられており、A1が一番下、C2が最上級でネイティブと同程度とされています。
下記はブリティッシュカウンシルのページから引用したものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717374758424-4dQCaCzF7q.png)
この基準は、多くのメジャーな語学試験(TOEICやTOEFL)のスコアをこのCEFR基準に当てはめることができます。
今回の記事で一番大事なことはこの基準の最低B2レベルまでには達しましょうということなので、各試験のスコアがどのレベルに該当するのか是非調べてみてください。
因みに、スペイン語のDELEやケンブリッジ英検の試験の種類はCEFRに従って分けられています。
また、なぜB2レベルまで到達しなければならないか?については、上記の通り専門分野であれば問題なくコミュニケーションを取れるレベルというのが、海外で就職するのに最低限必要なレベルであるから、という理由です。
これはメキシコの話ですが、多くの企業で通訳職やその他の職種で語学レベルの基準をDELE B2レベル相当としています。
欲を言えばC1レベルまでほしい
一応B2レベルが最低限だと書きましたが、欲を言えばC1レベルまでほしいというのが本音ではあります。
というのも、スペイン語の業界では多くの学習者の目標到達点がB2レベルとされていますが、実際の現場に出てみるとB2レベルだと自分が知らない話が出てくると話にうまくついていけない時があるからです。
とはいっても、B2レベルであれば日常会話にすぐ適応できるレベルであるし、就職してからレベルを上げていくことも十分に可能です。
具体的な方法論
それでは言語のレベルを伸ばしていくための方法論について解説していきます。
この件に関して最も重要なことは次の2つであると考えられます。
言語スキルの貯金をしておくこと
語学資格の勉強をすること
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