夏のカウント〔ポエム〕
低気圧が朝から眉間を押す
ずんと重い
ちゃんと眠い、爽やかじゃない日
ねずみ色をかき回したような空に
裸の眼球をさらして伸ばす
起き抜けの背伸びと同じで気持ちいい
目を擦るとき
居眠りしたいとき
シャワーを浴びるとき
眠るとき
リラックスしたかったら
目は使わないほうがいいのか
じゃあ
わたしはなんで眼鏡をしてる
日陰の駐車場でセミが寝てる
ひっくり返っている
側を通るとジジッと生きている
腹を抱えて笑い転げる
寿命を削りしがみつくのは
今日みたいな日が訪れるから
のたうち回るほど面白いことが
明日もそうしていたいと思うことが
じゃあ
わたしはなんで眼鏡をしてる
思って何が悪い
それを実行するタイミングはそれぞれ
きっと明日もセミは笑っている
なにかから開放されて
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