今更、謎が解けた
昨日、牛丼屋さんの松屋で夕食を食べながら、ふと思う。
「ご飯食べながら考え事ができない気がする」と。
食事中にあーだこーだ思うことはある。でも途中で答えを要することを聞かれたり、仕事でも趣味でも、このあとあーしてこーしてと予定を立てたりするのは出来ない。一度手を止めればできるが、ながら食いができないかもしれないと気が付いた。
早食いだったのはそのせいかもしれない。まだ、焼き肉や飲み屋みたいな、食事が強制的に途切れ途切れになるところなら大丈夫なのだが、今思うとそれ以外のときは食べるときは話しかけられるのが嫌だ。
牛丼、カツ丼はダメ。
ラーメン、うどん、パスタはダメ。
蕎麦は大丈夫。
パンもOK。
ドーナツやお菓子も大丈夫だ。
ステーキとサラダはダメ。
フルーツは?ダメかもしれない。
これは少数派なのかな?
別に早く店を出たいとか、そんなんじゃなくて、食べ終わってから喋りたかったらすればいい。癖みたいなものなのだろう。お一人様の店が利用しやすいのは、こういうところがあるからなのだろう。
小さい頃に食べるのが遅いのが恥ずかしかった。居残りで残されるから。そして、早く食べるように頑張ったら、クラスで一番くらいになった。そしたら早食いは駄目だと言われたけど、そのままだった。今は年齢とともに早さも量も落ちてきたけど、その時の恥ずかしかった記憶のせいかもしれない。直したいと言う訳でもないのだけれど、急に謎が解けたような気になった。
でもこれでは、優雅な食事とは程遠い。イメージする優雅な食事は、楽しそうに笑い合いながらテーブルを囲むのだろうから。モテる人は、こういうのが得意なのだろう。
わたしは食事に誘われると、急に尻込みしてしまう。
「別々にご飯食べた後で喫茶店で会わない?」
そう言いたくなる。