たい焼き

祭りの賑わいが、大雨と共にいなくなった。

いつも同じ時期なのは当然なのだから、この雨とは今後もお別れすることはない。だけれども、それでもやっぱり後祭りの雨は余韻を打ち消し、昨日のぼくの思惑も一緒に排水溝へ流している。

「久しぶりに露店にでも行ってみようかな」と、「散歩するには丁度いい距離だ」と考えて眠った。

まあ、梅雨だ。
誰も悪くはない。

ただ、たい焼きが食べたいと思った。