焚き火はルールを守ってやりましょう
優しさに触れていた気がした
ひとりになって
半年たって
雑音だと思っていた音の中に
優しさも入っていたかもしれないと
誰かと一緒にいるときだけ
優しさに触れる可能性がある
思い出の中にもたしかにあるが
それは経験した優しさの温度を
身体が覚えているから
あたたかくなれる
だけど最初の優しさは
誰かと一緒に火をおこさないと駄目なんだろう
薪を焚べるひと
風を背中で遮るひと
ただ隣で座るひと
誰かの優しさがあたたかな火をおこす
だから
ひとりだとわりと難しいようだ
時間がかかるようだ
だんだんと薪が足りなくなるから
思い出を焚べる
寂しさを紛らわすとはそういうことなんだろう
でも
誰でも
ひとりになりたいときはあるからさ
薪を集めましょ
なるべくたくさん
ああ
優しさが燃えている
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