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ポエム・エッセイ

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ポエムのまとめです。わたしの頭の中は、こんな感じです。
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2023年6月の記事一覧

視界はクリア、でも見えない。

さっき幽霊についてスッキリとした。 朝からなにを考えているんだと思われるかもしれない。オカルトは好きな方だが、別に四六時中、スピリチュアルなことを考えている霊感大好き人間ではない。稲川淳二の怪談を何度か聞きに行ったし、面白かったのでまた行きたいし、もっと早くこの楽しみを知りたかったとは思う。 それから、鬼太郎も好きだし、やりすぎ都市伝説も好きだ。昔やってたUFO特番も好きだったし、キョンシーの御札も真似して書いていた子供だった。そんな感じでエンタテインメントとして好きなジャ

なんかの神様がにぎってるだろう。

夜風にあたるのは良い。 着慣れたTシャツ一枚に毛玉がポツポツとついたスウェットと、婦人用のつっかけを履いてゴミ出しに歩く。すこし熱い自宅の空気を思い出しながら、季節の移り変わりを感じる。ゴミ置き場まではゆっくり歩いて2分くらい。 このまま少し散歩したいくらい涼やかな空気。 暗い球体というよりも、砂場で作ったおままごとのおにぎりみたいに誰かが夜を握っていいる。ふりかけの替わりに銀河の星を一緒に握たのだろう。 キュッとしまった夜空を見ると、本当にまん丸なのがすぐ分かった。 こ

ポケットを叩くとビスケットは増える。

ビスコは2個入っているのがいい。 ひとつだけなら、その手を止める自信があるから。 個別包装されているものを食べかけのままにできるほど行儀悪くないから、当然、残りのひとつも口にはこぶ。 するとどうだ、勝手に次の包みを破いている。 ギザギザの所からは何処からでも開けれるけど、なぜだか、ぼくは六番目くらいの「ギザ」から切る。意識しなくても大体は同じところを切るから、ギザギザはいらないように思う。 だとすると、この残りの「ギザ」達はほかの意味があるはずだ。 全てのギザギザが、次の

雨が降ろうが、槍がふろが。

傘が嫌いな人って、結構いるのかな? 斯く言うわたしも傘は嫌い。 雨がすぐに止んでしまって、ただ持っているだけの時間が嫌。 建物に入るのに、濡れた傘をたたむのが嫌。 傘立てに入れといたら、それを覚えておかなければいけないのも嫌。 みんな思い思いの傘をもってる世界がやってきても、その中でベストな傘を選び出して広めるやつがいるのが嫌。 ああ、わたしに似合う傘が欲しい。 そんなふうに思わせる傘が、やっぱり嫌いだ。

発明家の誤算。

デジタル時計の発明は、人類にとって大失敗だ。 たいていの電子機器に付けられるところも、被害拡大の要因だろう。 PCやスマホにはもちろん表示される。しかも見やすい場所に表示される。 作業しながら「チラッ」、知り合いとの会話中でも「チラッ」っといった具合に。知らず知らずのうちに時間という共通のプールのなかで遊ぶことを強要して、気が付いたころには「海」は怖いところだと刷り込まれている。 でも、本には付いていないし、映画館で見る映画にも表示されることはない。だからこそ、思考を分断

信じられる?

触るために窓を開け、手を伸ばす。 そこに存在する物の動きがわかるように、煙を立ててみる。 熱いものに吹き付けると冷ますことができるらしいと、フーフー滑稽な顔をしている人がいる。 暑い夏が涼やかに感じるんだと吊るす風鈴も、もとは魔除けだったとか。 風車を作りエネルギーを作る。 そんなことは、どれもこれも口実でしかなくて。 ずっと傍にあるのに目に見えない物への原始的な好奇心。 風を証明する。

大事なものは両手で持つ。

夜のすき間に潜り込む。 いま。今、この時しかないから仕方なかったんだ。 捨てる気だった明日を引っ張って今日まで来たのは、こうする為。 世界は眠る。 これから不安や安心をしながら、いつもと変わらずに眠るんだ。 今日も月が見守っている。余計なものが、滲み出さないように。

目玉焼キマイラ

友達と仲間には明確な違いがあるようで、「友達」とは目玉焼き。 「仲間」とは何だろうか? まだ答えが分からないようだ。 ぼくに仲間がいる感覚がないからだろうか。 寂しい奴と思われるかもしれないが、まあ、その通りなのだろう。 新たに興味を持ったことを始めるときに、仲間がいればもっと愉しいのだろうなと思う。だから、それがそういうことをなのだ。 仲間といると「楽しい」が先行してしまって結果には辿り着かないから、集中したいときは周りを遮断するようになった。それが達成感を持ってくるこ

嫌な世界からは逃げる準備を。

誰かに「おやすみなさい」と言って貰いたいだけなのかもしれない。 アプローチの仕方がもうすこし違ったならば、興味も沸いたのだろうか。 好きなことをやっているナルシストが、一番幸せである。 昼は天才でいられても、夜をうまく閉じられなければ憂鬱な時間が増えてしまうから。 べつに気にするな。 全ての世界がつながってはいないのだから。

小宇宙 ← ちゃんと読めますか?

当て字にカッコ良さを感じる。 単純に漫画好きだからか、ヤンキー文化の時代を生きた名残りなのかと考えていたけど、そうでもないみたいだ。 最近読んだ俳句の本に、「雁(かりがね)」と言う言葉が出てきた。普通に読めば鳥の名前の「がん」だ。「かり」とも読むようだ。 そして、かりがねとは「雁金」と書き、「雁の別称」また「雁金紋」という家紋などに使われているらしい。 検索してみるとゆるキャラのような可愛らしい家紋がでてきた。武将がこんなに可愛い家紋を額に着けて戦っていたと思うと、それ

動物園だとして、檻を建てたのは誰ですか?

温泉が好きな人がいる。ブームになる前からサウナメインの人もいる。 一人でドライブ、ツーリング。 ソロキャンプ。 登山。 なんだかんだ言って、人間も動物に変わりないんだ。 ぼーっとしてたい。 野生動物がうずくまって休んでいる。 ん? ぼくらも野生だよな。

欲をコントロールするなんてお上品なことは、ちゃんちゃら可笑しい。

リフレッシュに日帰り温泉にいく。 自分へのご褒美に、欲しかったものを買う。 がんばったから、今日くらいは美味しい物を食べる。 新しい出発のお祝いに少し高いお酒で乾杯する。 成功を祈願して、ゲン担ぎにやってみる。 折角来たのだから、今日だけはお財布を気にしない。 どうせ必要なものだから、高くても買う。 いらなくなったら売ればいいから、手に入れる。 まとめて買う方が安いから、今日がお得。 これだけは譲れないから、こだわりたい。 あの人と同じものがほしいから、予約した。 欲望につ

蚊に刺されたくなかったら、水たまりを潰せ。

短い若い芽は、自然の息吹。 力強さを称える。 梅雨に入るころには、長くなる。 長くなると雑草だ。 虫や蛇、トカゲにカエル。そのあたりが身を隠してると眉間にシワが寄る。 側を通ると鳥肌がたったり、痒くなったり、厭なもんだ。 そんな雑草のひとつに、小鳥が留まる。 その姿は主人公然としていて、切り取られたフォトフレーム。 一方は、日陰を求め休息をしている。 片や、これから喰い殺す相手を捜している。 曖昧な世界。 その主人公は、頭上でフンをする。 もう一方は、どこでしてる

なにかしたいのに。

昨日が好きすぎる。 生きてるのは今なのだから、今が一番大事なんだと歌うミュージシャンがいっぱいいる。 明日の予定を立てるのは楽しい。 でも、今日はベッドの上でスマホをいじっていたいんだ。 新しいのは肌触りがいいからシーツくらいは変えるけど、それだけ。 昼寝は健康に良いらしいから、少し寝よう。 今年の夏休みは何処へ行こう。 昔、旅行で行ったあそこは楽しかったな。 今日は天気が悪い。 外に出てないから、知らんけど。 もうすぐ週末。 決まった予定はすこしあるから、それが